昨日のツアーに参加した方からユニークで詳細なレポートが届きました! 伊豆が好きで長年足しげく通うハードリピーターさんでサウスウインド南伊豆店のシーカヤックツアーに参加して頂くのも今回で5回目!
そんな氏の視点から見たシーカヤックツアーのレポートを皆さんにもご紹介しますね!
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“そうだ!子浦へ行こう”
どこかの鉄道会社のコマーシャルで聞いたようなフレーズが頭に浮かびます。11月12日のブログを読んだ 時でした。 そして、昨年の11月に子浦に行った時に見た夕陽の美しさが蘇ります。 どうせ行くなら自分の艇で!ということで、悩んでいたルーフキャリアも踏ん切りつけてお買い上げ。 東海道線カラーのRasaが子浦デビューです。
午前3時20分。携帯のアラームで目が覚めます。 いくら疲れていてもカヤックとなると元気になるのはなぜでしょう? ポットにお湯を入れて、定刻4時ちょうどに“サンダーバード”は基地を発進です。
東名に乗り、一路沼津インターを目指します。
買ったばかりのルーフキャリアにMyカヤック載せて初めての遠征。 ちょっと緊張気味に90キロくらいのスピードで一番左の車線を走ります。 他の車にバンバン抜かれますが、全く気になりません。屋根に5m近いフネを乗せているのです。遅くて当たり前です。
“料金は1,400円です”沼津のインターを降りると、ETCの電子音声が料金を教えてくれます。時間帯割引のおかげで、通常のほぼ半額です。 伊豆も行きやすくなったものです。
一般道に入り、途中のコンビニで朝ごはんを仕入れ、子浦を目指します。天城峠を越える頃には“♪あまぎぃ~ごぉえぇ~”などと歌う余裕も出てきます。 屋根にカヤックを乗せていることも忘れるくらい快調です。 そして、徐々に明るくなってきたので、山間の紅葉を楽しみながら走ります。
下賀茂温泉を抜けて、子浦はもうすぐ…と道端の木々に目をやるとかなり風が吹いているのがわかります。 “びゅぅ~”っと風の音も聞こえます。 ルーフのタイダウインベルトがビビっている音とは違います。 “ヤバくない??”と。 不安が頭をもたげますが、何せ妻良港は風待ち港と言われるくらいです。 「防波堤の外に出られなくても湾内で遊べるだろう。」と希望的観測のもとにアクセルを踏み込みます。
妻良の漁港の辺りに来て、本日初めて海と対面です。
“あ゛~っっ” (;´д`)トホホ…
防波堤の外はウサギだらけです。 縦横無尽に駆け巡っています。 “ウサギ鍋なら何人前作れるかな?”などとアホなことを考えている場合ではありません。 私のような初心者カヤッカーには防波堤の外はもちろん、この風では湾内でも危険です。
加えて私、ひつじ年生まれの41歳。臆病なうえに本厄です。 家族もいます。 決して危ないことはいたしません。 ホームフィールドの葉山ではソロで出る時もありますが、この状態なら即中止します。 ただ、今回は心強いガイドの村石さんがいるということで、判断はお任せすることにします。
状況はともあれお腹は空きます。 ここで朝ごはんにします。 海が見える高台に車を停めてコンビニのおにぎり(焼きタラコとおかか)とインスタントの味噌汁で朝ごはん。ポットのお湯はここで使います。
「せっかく来たのに参ったなぁ…。」おにぎりを頬張りながら、ひとり言。 参ったのは、おにぎりに海苔を巻くときに車の中じゅう海苔の粉だらけになるからではなく、荒れた海況に対してです。
「あ、タラコこぼした…。」
完全に動揺しています。。。。
朝ごはんを終えて8時少し前。 サウスウインド南伊豆店のクラブハウスに電話します。
「おはようございます。吹いてますねぇ~」との問いかけにも村石さんは余裕のようです。
「まぁもう少し様子を見てから決めますから、とりあえずクラブハウスに来てゆっくりしてくださいョ。」 とりあえず行ってみます。
車を止めてクラブハウスへ。 子浦の湾内もだいぶ荒れていますがクラブハウスの周りはずいぶん静かです。 海とはほんの数十メートルしか離れていないのに。。。
クラブハウスに着くとサウスウインド南伊豆店の看板犬クッキーがお出迎え。 8月以来の再会です。、元気だったか?
クラブハウスで、しばしお茶を飲みながら今日のプランを検討します。 この海況と私のスキルを勘案して、村石さんがいろいろとプランを立ててくれます。 予報での風速は少しはマシな西伊豆の石部あたりに遠征してみることにしました。 そうと決まれば出発です。 バタバタと準備を始めます。
村石さんの車に艇を積み替え、荷物を積んでいざ出発です。 車中では夏のツアーの後日談や地元の情報などで盛り上がります。 雲見の海水浴場に来たところで、正面にバーンと富士山が現れ思わず息を飲みます。 風が強いので、ことさらきれいに見えます。 駿河湾に浮かぶように見える富士山。 西伊豆の大好きな風景のひとつです。
まずは石部の海水浴場に到着。 ここは、オフシーズンなら出艇できるようです。 次回の参考にしましょう。 湾内は比較的静かですがやはりちょっと出ると大荒れ。 ここは諦めて松崎へ向かいます。 “世界の中心で愛を叫ぶ”の撮影が行われた、ナマコ壁が有名なところです。 この荒れた天候で、おっさん二人は何を叫ぶのでしょうか…
東洋のコートダジュールと言われる岩地海岸を抜け松崎を目指します。 来年の松崎シーカヤックマラソンには出てみたいとい思います。
松崎に到着。 ピア101さんのお世話になります。 オーナーの菅井さんから情報収集。 海況は、これからどんどんひどくなるようです。 とりあえず、湾内で遊びながらどうするか決めることとし、いそいそと出艇準備を始めます。
出艇場所に艇を運ぶのですが、村石さんの艇、異常に重いです。(滝汗) 何が入っているのでしょう? それは後のお楽しみなのですが・・・。
ピア101さんの前の川から出艇します。ここは波の影響もなく、静かなものです。 しかし、湾内、防波堤の途切れた所からはかなりのうねりが来ています。(焦)
“どうするのかなぁ…”と思っていると、「じゃぁ、波に慣れましょう。」ということで、波のやり過ごし方や対処の仕方、波の特性などを教わります。 時折セットで大きいのが入ってきます。 見上げるような波です。 ひつじさんは完全にビビって体が硬くなっています。 風が強くて指示もよく聞こえません。 何本か波をかわしていくうちに、ちょっとずつ要領がつかめてきました。 指示の内容も何となく理解できてきました。
ある程度波と戯れたあと、風裏の浜に上がって昼ごはんです。 飯盒でごはんを炊き、豚汁、アジの干物が用意されます。 なるほど、艇が重くなるわけです。
ごはんができるまでの間、近くを散策します。 海を見ればかなり荒れています。 上から見ているとそうでもないのですが、カヤックに乗って見る波は相当大きく感じます。 とてもじゃないですが、防波堤の外は無理です。 岩場の遊歩道に洞窟を発見!西伊豆でカヤックと言えば洞窟巡りですが、今日は遊歩道の洞窟で満足します。


ごはんを作っている村石さんのところへ戻るとなにやら少し困った様子。 どうやら朝のバタバタで箸を忘れてしまったらしいのです。 まさか手づかみというわけにもいかないので早速、そこらへんのもので作ります。 私は竹から削り出した平たい箸、村石さんは枝の丸箸。
ごはんができました!さぁ、いただきます!寒い時に温かい豚汁に炊きたてのごはん。 なんて贅沢なんでしょう。 そして子浦の民宿のおばちゃん特製のアジの干物の絶妙な塩加減。
最高です。箸が進みます。こんな箸でも進みます。(笑)
満腹になったところで、しばしトークタイム。 我々を心配して自転車で様子を見に来てくれて一緒にランチを摂ったピア101の菅井さんに海の話、カヤックの話を聞かせていただきます。 う~ん、為になります。
ひと休みしたところで再び海に出ます。 波は次第に高くなり、波消しブロックの間から、そこそこ乗れそうな波が来ています。 ここでは横波の対処の仕方を教わります。 そしてサーフィンのまねごとをしてみます。
“ヒャッホォ~!”波に乗った村石さんが叫んでいます。 私も挑戦してみますがなかなかうまく乗れません。 やっと乗れたかと思いきや、バランスを崩してお約束の沈。 叫ぶどころではありません。 松崎にいるのに叫べません・・・。
ロールで起き上がればカッコイイのですが、迷わず沈脱です(汗)。 いいところがありません。。。。
排水、再乗艇して再びチャレンジです。 波をよーく見て…今だ! 一気に漕ぎ出します。 乗った!バランスもうまくとれ、自分で言うのもなんですが、イケてます。 波打ち際でターンして、また沖に戻ります。 何だかそれっぽいことができました。
「う、うれしいぃー!!♪」(◎´∀`)ノ
さぁ、もういっちょう! いい感じの波に乗った…と思いきや、またしてもバランスを崩して沈! 浜でこちらを見ているおばさんは何を思っているのでしょうか…
サーフィンごっこはこれくらいにして、横波を避ける練習、波の中で方向を変える練習をしながら、出艇場所に戻ります。 途中、横波を受けてバランスを崩すものの、何とか立て直し、沈を回避。もしかして少しうまくなったのかな? などと思いつつ村石さんの後を追います。
防波堤の内側に入ると、また静かな海になります。 カモメが羽を休めています。 カモメをからかいながらピア101さんに向かいます。 イタリアのヴェニス(?)を思わせるような船着場を眺め、今度は松崎港に注ぐ岩科川を遡上します。
さっきまでの波風がうそのように静かな水面を漕いで行きます。 山の紅葉、庭先の柿の木…里山の風景が広がります。 澄んだ水の中を鯉が泳いでいます。 あ、柿泥棒が!と言っても柿をカメラで撮っているだけです(笑) 岩科川沿いに桜並木が続きます。 春の桜のシーズンはお花見カヤッキングにいいかもしれません。 村石さん、是非企画しましょう!
まったり川下りを終えピア101さんに戻ってきました。 お風呂をお借りして冷えた体を温めます(菅井さん、ありがとうございます!)。 幸せです。 浴室の壁には、菅井さんが描いた松崎の海の絵があります。 シーカヤックも浮かんでいます。 黒い点々…定置網まで描いてあります。 ちなみにこれは、安全なカヤッキングを願うカヤッカーが勝手に描き足したものらしいです(イタズラじゃん?)
余談ですが、ピア101のオーナーの菅井さんは、絵画、彫刻などを手がける芸術家です。いたるところに菅井さんの作品があります。 それ以外にも、いろいろなコレクションやお客様からの贈り物があります。 見ていて楽しいですし、菅井さんの人柄が伺えます。
さながら、“松崎秘宝館”(?)です。 でも、いかがわしい展示物はありません。
菅井さんにお礼を言って帰路につきます。 「夕陽が見たい。」というと日没時刻を考えながら時計とにらめっこで夕陽の絶景のポイントを目指します。 カヤックツアーだけでなく、何でもかんでもわがままを聞いてくれます。 村石さん、本当にすみませんm(_ _)m
雲見でちょっと寄り道をして、夕日ヶ丘の見晴らし台に着いた時には、まさに太陽が沈もうとしているところ! 間一髪間に合いました。 西伊豆の夕陽。 何度見ても感動的です!! 黄昏のおっさん二人・・・。ともあれ、美しいものは美しいのです。
子浦に帰ってきたの頃には、あたりも薄暗くなっていました。 クラブハウス前で艇を洗い、道具の潮抜きをし、一日が終わりました。
海況には恵まれませんでしたが今日一日で目いっぱい色んな事ができました。 こういう楽しみ方もある、シーカヤックは奥が深いです。
村石さん、ほんとうにありがとございました!
“そうだ、子浦に行こう!”
数ヶ月後、また口にしているんだろうな・・・。(笑)
Posted by なべあつ
サウスウインド南伊豆店でシーカヤックツアー
カヌー・カヤック専門店 SOUTH WIND
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