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2009/12/06

091205 ウルトラステップアップ・ツーリング

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本日の天候は良くない予報・・・。
西が吹いて海上は大荒れになるわけではないのですが決してカヤッキングに適しているとは言い難い海況、風速でしょう。

中止になってもおかしくない状況ですが車の屋根からマイカヤックを降ろして準備を進める面々。
目的意識がある人達からは迷いは感じられません。

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妻良湾の中は三方が山に囲まれているので西風でなければ多少吹いてもカヤッキングを楽しめる場所です。

ですが湾の外に出れば伊豆半島の南端に近い子浦の海。
大きく外海の影響を受けてしまう場所です。

でもサウスウインド南伊豆店の体験シーカヤックツアーに何回も参加し、シーカヤッキングの楽しさを知りシーカヤックを趣味のひとつに加えカヤッカーとなった皆さん。
マイカヤックを持つようになってそれぞれの地元の海を漕いで各自スキルアップを重ねている人達ですし、更なるステップアップは自分達のカヤッキングの安全性を高める重要な事だと知っている人達ですから気を引き締めて決行です。

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湾を出て風が吹きぬける場所に出ると皆さんの口数も減って緊張した様子。
瞬間風速では楽に10を越える風が吹いています。

真正面からの風なら頑張って漕ぐのみですが、少しでも角度が付いていると風見鶏現象に悩まされ片漕ぎやブレーキで対応しています。
気持ちは分かりますがそれらでは艇速が落ちてしまいます。

前回の伊浜方面でのツーリングに参加したASDさんとNMさんはなんとか漕げていますね。
バリーのスカレーに乗るSKさんはパワフルなパドリングによる推進力とスケグによってグングンと進んでいきます。

KBさんは初めての海況と風速でのパドリングに加えて、フットレストの位置調整が良くなくて足が吊りそうになっていて苦戦中。
海上で僚友艇にサポートして貰い調整を試みますが手が届かないから午前中はとりあえずこのまま漕ぐとの事。

後にこの判断が過ちで、例えカヤックから降りて浮きながらでも調整しておけば良かったと思う事になるのですが、それはあくまでも結果論。
フットレストの位置合わせの重要性を痛感する事になろうとは・・・。

正面に細かい細波の帯がこちらに向かってくるのが見えてもうすぐ強い風が来るのが予想できます。
皆に伝える間もなくバンッと空気の壁がぶち当たって来て上げたパドルが風を受けてグラッと来てヒヤッとします。
「大丈夫だったかな?」と振り返ると案の定、白いハルが見えています。

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近くの艇がグループレスキューに向かいますがうねりと強風で横を向くのも怖い様子。
何回も練習してきて出来ていたはずのTXレスキューも手順がメロメロです。
練習の時に「ひっくり返る様な海況ですと今の数倍難しくなりますから。」と言っていたのを実感されたようです。

フットレストが遠くて仰け反り気味だったKBさんもバランスが取り難くてゴロン。
私がレスキュー艇を努めましたが、向かい風でのパドリングで体力を消耗していた事もあって再乗艇する時の体力が不足し、艇に這い上がったところで憔悴の様子。
ここは無理をせずにトゥーイングで皆の後を追います。
この状況では漕がずに待っているとひっくり返りそうで怖いはずですから皆さんにはゆっくり動いて貰っていました。

なんとか当初の予定地に上陸。
ゴロタ浜には波が若干入っていましたので着艇のタイミングを読む力が必要になります。
前回の伊浜ツーリングでは、あの波の中での着艇を練習したASDさんとNMさんですからこんな波でしたら恐怖感は無いみたいですね。
KBさんも何とか無事着艇。
残念ながら変な姿勢でパドリングを続けた事により、首の筋を痛め腰痛をおこしてしまったKBさんはここで無念の離脱を決意。
子浦で待つ奥様に来てもらう事に・・・。
でもその間に皆で一緒にランチにしましょうネ。

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キムチ味噌煮こみうどんで温まったところで早々に午後の漕ぎに。

午前中も降る予報でしたが、ランチを食べ終えるまでもってくれたのですから上出来です。

午後は追い風、追い波で楽が出来ると思いきや、風向きが変わって向かい風。
でも追い波がせめてもの救いですが、上手く乗るスキルが無いと有効に利用できません。常日頃から向きが合う時は波を有効に利用して練習しておきましょう。

午後もまた時折突風が吹きます。
ビュオー!!という風に自分も耐えながら
「うぉ、こりゃキビシイな。何艇かひっくり返っているんじゃ?」と振り返ってみるとまたしてもコロン、コロンとハルを見せていました。(苦笑)

今回の“沈”では各自色んな事を確認できたみたいです。
色んな話を聞くよりも、沢山の本を読むよりも大きな経験を積まれたのは今回“沈”をした人達でしょう。

「これが自分だけでカヤッキングしていたら・・・。」

こんな日には海に出ないでしょうが急の天候悪化というのは有り得る事です。
「スキルアップ=安全を高める」ということなのですね。
速く長い距離を漕げるというのは色々なリスクを軽減できます。

各自様々な思いを抱えて妻良湾に戻ってくると安堵の表情。
皆さんにとっても第2のホームとなっている妻良湾・子浦の海。

疲労を身体に残さない為にもクールダウンを兼ねたゆっくりとしたパドリングで出艇場所を目指します。
その間に本日のツーリングの反省会?ミーティング?
出艇時にパドリング時のパドルの高さを指摘した方達が沈をしていたという事実。
唯一高さを指摘されなかったASDさんは本日だた1人のノー沈!

「皆さん拍手ー!」

「スゲー!」「流石!」「お見事!!」と喝采を浴びながら本日のツーリングを終える為に着艇。

すると・・・。

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あ~ぁ、見事な“降り沈”デス・・・。(汗)
ちょっとシリアスツーリングであった今回のツーリングにしっかりオチを付けてくれて笑いを取ってくれます。

しかし得る事の多かった今回のツーリング。
皆さん、色々な感想を述べ合いながら片付けです。
先に戻っていたKBさんも雨が強くなった中にお出迎えに来てくれていました。

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出艇前と、戻ってきた今では皆さんの経験値は数倍に跳ね上がった事でしょう。

Posted by Kaz

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