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2015/02/24

【落として】カヤックタイラバ超入門・前編【巻いて】

こんばんは、サウスウインドのナガシマです。

カヤックフィッシングにおいて、「タックルがシンプル」「釣り方が簡単」というのは非常に大事な要素です。なので、カヤックフィッシングではルアーフィッシングがメインとなることが多いです。エサ釣りでは、コマセを使わないキスやカワハギ、アマダイが人気なのも理由のひとつ。ハリスをめちゃくちゃ長く(10m前後)とるコマセマダイや、仕掛けの全長があるサビキ釣りなどはやる人が少ないのもおわかりいただけるかと思います。狭いデッキの上でコマセカゴ+仕掛けをどう扱うかや、そもそも、コマセの入った容器をカヤックのどこにセッティングするかも問題になりますしね。

この冬~春はカヤックでのアマダイ釣りが大きなブームになり、お客さまも各地でけっこう釣果をあげていらっしゃいました。アマダイ釣りはタックルも仕掛けもシンプルで、エサはオキアミなので手軽にできるうえ、何より食べておいしいことで大人気になっています。

AMADAI

A MADAI……

はっ、マダイ!

はいはいそうですね。冬はアマダイ、春はマダイのシーズンなんです。関東では3月ごろからぼちぼち釣れはじめて、5~6月に産卵のために一定のエリアに集まる、いわゆる「乗っ込み」と呼ばれる最盛期を迎えます。カヤックでもマダイ釣りは大人気! マダイを釣りたいがためにカヤックを購入した、というお客さまも実は多くいらっしゃいます。

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タックルや釣り方がシンプルで簡単に挑戦できるマダイ釣りといえば、やっぱり「タイラバ」でしょう。オモリとハリのついたラバーで構成された和製ルアーを底まで落とし、一定のスピードで巻いてくるだけで、立派なマダイが(釣れるときは)釣れるんです。

うでは、「この春こそカヤックでマダイを狙ってみたい!」という方に、超基本をご紹介します。

●ロッド
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やっぱり、タイラバ専用ロッドを使うのがベスト。浅場のキャスティング用のスピニングタックルもありますが、超基本はベイトタックルです。最近では竿先がソリッドになっていて食い込みのいいロッドが多数、発売されています。6.5フィート前後で、入門用にはルアー負荷が100gくらいまでのものがいいと思います。風や潮に流されやすいカヤックでは重めのタイラバを使うこともあるため、あまりに柔らかいものだと、巻くのが疲れる場合があります。ちなみに、わりと低価格で高評価なロッドといえば、プロックスの桜魚や、メジャークラフトのクロステージ、ジャイアントキリングですね。とくに桜魚61Lはカヤックタイラバの入門用としても人気です。

●リール
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最近ではタイラバ専用のリールも数多くありますが、まずやってみるのでしたら、シマノのソルティーワンなど海水対応の小型ベイトリールなら何でもOKです。たしかに「ギア比が低いほうがタイラバをゆっくり巻けるのでいい」という意見もありますが、艇の位置が動きやすいカヤックでは高速で回収しなければいけないこともあるので、ハンドル一回転で75cmくらい巻けるハイギアのリールのほうが便利なこともあります。ほかの釣りにも流用できますしね。これに、PE0.8号を最低でも200m巻きます。もしトラブルで50m分を高切れしても、残りで釣りを続行できるからです。リーダーは、フロロカーボンの4~5号(16~20ポンド)を5m前後とっておけば大丈夫です。エサ釣りと違い、リーダーが細いからといって食うことは少ないように思いますし、青物やヒラメなど、マダイ以外の大型外道率も高いですからね。

●タイラバ
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現在では、タイラバのほとんどがヘッドにリーダーを通す遊動式で、これはもう、ダイワの紅牙ベイラバーフリーを使っておけば95%間違いありません。最初から鋭いフックがついているのと、スカートとラバーのバランスが優れているのでだれが使っても魚をよく誘えます。重さの選び方の基本は、「水深と同じ」か「水深+20g」くらい。つまり、水深60mなら60~80gが使いやすいです。ただし、カヤックの場合はタイラバを落としている最中に風や潮で流されることがあるので、状況によっては水深50mでも100gが必要になる場合があります。で、タイラバはヘッドの色よりもラバーの色が大事なのですが、ずばりオレンジ系もしくは赤系をひたすら巻き倒せばいつかは釣れると思います。とはいえグリーン系も釣れることがあるし、実をいうと夜光も……とかいいだすとキリがないので、まずは好きな色でOKです!



ふー、今回はここまで。3~4月にタックルをそろえて、5月から実釣、というのがナガシマ的カヤックタイラバおすすめプランです。次回は、釣り方の基本について解説したいと思います。

Linecamera_share_20150224173953 ちっさ。

カヤックのタイラバは、時間を忘れてひたすらやってしまう中毒性があるんです……。

では、ナガシマでした☆☆☆

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