【PE】カヤックフィッシング対象魚別ラインの選び方【号数】
毎度ありがとうございます、サウスウインドのナガシマです。
ようやく買いました、NEWツインパワーSW6000HG。カヤックで、ワラサなどの青物ほかシイラなどの回遊魚を釣りまくる予定です。当店スタッフよっしーが「また買ったのかっ!」と白い目で見ていますが、な~んも気にしません。さっそく、箱を開けてみましょう。パッカーーーン。
いいですね~。思いのほか軽いと思います。個人的にはハイギア原理主義。さっそくPE3号を300m巻きました。PE3号は、カヤックでのジギング、キャスティングではやや強めの部類に入ると思います。
というわけで、今回のブログもお客さまよりご質問の多いシリーズです。テーマは「カヤックフィッシングで使うPEラインの太さとリーダーの選び方」です。ではさっそく、ご案内します!
もはや、ほとんどの釣りで使われるようになったPEライン。このラインがいかに優れているかの細かい説明は省きますが、カヤックフィッシングでもPEラインはなくてはならない絶対的存在。淡水のバス釣りではまだまだフロロカーボン、ナイロンラインの出番も多いですが、最近はPEラインもよく使われるようになってきています。ちなみに、乗合船では隣の人とのオマツリ(ラインや仕掛けが絡むこと)やトラブルを避けるため、船長がラインの太さやオモリの重さなどを指定することがほとんど。ですが、カヤックフィッシングではタンデム艇以外、真横で釣りをする人がいないため、どんな太さのラインでも、何グラムのルアーを使っても問題はありません。このため、自分が使いやすいと思う号数をリールに巻いて、狙った魚が獲れる強度のリーダーを結束すればOKです。では、カヤックでの代表的対象魚別に説明していきますね。
と、その前に……PEラインに対してリーダーの太さの選び方の基本を説明します。
●PEの号数×20のポンド数
が基準となります。つまり、PE1号なら20ポンド、2号なら40ポンドのリーダーを結んでおけば、強度的には最適というわけです。これに、根が荒い地形ならやや太くするとか、根ズレに強いフロロカーボンリーダーにするとか決めればOKです。もちろん、アオリイカなど目がいい対象魚にはリーダーを細くすることもあります。また、トップウォーターの釣りの場合は、しなやかなナイロンリーダーじゃないとルアーがうまくアクションしないことも多いので注意しましょう。
●シーバス(キャスティング)
カヤックの場合、極端に飛距離を出さなくても食うことが多いので、PE1~1.5号150m、ナイロンリーダー20~30ポンドを使用します。PE0.8号でキャストを繰り返すと指との摩擦で切れることがあるので、慣れてない人は無理してトラブルの多い細糸を使うこともありません。秋冬の大型シーバスを狙えるシーズンは、1.5号に30ポンドリーダーでもまったく問題なしです。
●サバ(キャスティング、ライトジギング)
キャスティングではPE1~1.5号150~200m、ナイロンリーダー20~30ポンド。ライトジギングでは0.8~1号、フロロリーダー20~30ポンドで大丈夫です。50cmクラスの大型サバがかかっても、その引きを楽しみながらキャッチできるはずです。また、もしサバよりもパワーのあるイナダやシイラがかかっても、リールのドラグを効かせて無理しなければランディングできるでしょう。
●シロギス
カヤックでは、乗合船が入ってこられないような浅場も攻めることもできるのが大きな利点ですが、リールにはPE0.6~0.8号を100mも巻いておけば十分です。なお、1~1.5号を巻いた小型スピニングリールしかないのであれば、それを流用してもまったく問題なくOKです。また、シロギス釣りではテンビンなどにPEラインを直結するので、とくにリーダーは不要です。
●アオリイカ(ティップラン)
カヤックでも大人気のティップラン釣法の場合、やはり釣りやすいのはPE0.6~0.8号をスピニングリールに150~200m巻いておき、これにフロロリーダー1.75~2号を結んだシステムです。ただし、根がかりの多いポイントではPE1号にフロロリーダー3号を結ぶ人もいます。これなら、カヤックでももし根がかりしても、エギのカンナが伸びて回収率が高まるからです。
●マダイ(タイラバ)
カヤックタイラバは意外と繊細な釣りなので、超基本はPE0.8号200mに、フロロリーダー16~20ポンドです。この組み合わせなら、カヤックで狙える水深ならほぼどんな場所でも対応できるはずです。ちなみに、潮の流れの速いポイントではPE0.6号、浅場で超大型マダイの狙える5~6月ののっこみシーズンはPE1号+フロロ25ポンドリーダーを使うエキスパートもいます。
●青物(キャスティング、ジギング)
ワラサ~ブリクラスが狙える季節、場所では、トップウォータープラグのキャスティングならびに通常のジギングならPE2~3号300mにリーダー40~60ポンド(キャスティングはナイロン、根の荒い地形でのジギングはフロロ)を組み合わせます。大型青物狙いのスローピッチジャーク(スロージギング)では、PE1.5~2号にフロロリーダー30~40ポンドのセットです。
●シイラ
夏の名物トップウォーターキャスティングでは、PE1.5~2号200~300mにナイロンリーダー40ポンド前後を組み合わせるのが基本です。ただ、メータークラスが次々にヒットする場所や時期には、カヤックでライトラインを使うと魚がなかなかあがってこないので、あえて3号クラスのPEラインでパワーファイトして短時間でキャッチしたほうが体力的にラクなことも多いですね。
リーダーの全長は、もちろんロッド長さなどによっても変わりますが、基本としてはキャスティングで1~1.5m、タイラバやジギングで3~5ヒロ(4.5~7.5m)くらいがやりやすいでしょう。もし、わからないことや疑問に思ったことなどありましたら、ナガシマまでお問い合わせくださいませ。
ではみなさま、来週も安全で楽しいカヤックフィッシングができますように!
ナガシマでした☆☆☆
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