【基礎】フォールディングアンカー超入門【知識】
毎度ありがとうございます、サウスウインドのナガシマです。このところ、なかなか釣りに行けない日々が続いておりまして、こんなときはカヤック用品の製作活動期間としています。
スカッパーホール用ロッドホルダー。簡単便利なこのアイテム、作り方はこちらへどうぞ。
こんな感じでカヤック荷室のスカッパーホールに装着すれば、フラッグやロッドを立てられます。カヤックに穴を開けなくても、複雑な艤装をしなくてもいいのでおすすめですよ~。
さて。
サウスウインドで夏から秋にかけてよく売れるもののひとつといえば、フォールディングアンカーです。カヤックに複雑な艤装を施さなくても使うことができるので、浅場の海底に固定して使うアンカーとして、釣りによってはあるととても便利なアイテムなんです。
当店では、0.7kg(税別1,980円)、1.5kg(税別2,200円)、2.5kg(税別2,838円)の各サイズをほぼ常時在庫しております。ほか、ロープもセットになったMTIの1.5kgアンカーセット(税別2,800円)や、砂地用のマッシュルームアンカーなどもあります。
ところで、お客さまより多くいただくのが「アンカーは必要なのか」というご質問です。今日のブログでは、これも含めてフォールディングアンカーについて考えてみましょう。
これがフォールディングアンカーです。折りたたみ傘のような構造で、海底で開いて適度に引っかかるので、砂地でも岩場でも使える万能的なアンカーとして、カヤックフィッシングでも多く使われています。まずは、フォールディングアンカーの基本を解説してみましょう。
●カヤックの大きさのほか、風や潮の流れによって使うべき重さは変化します
一般的な12~13フィート(3.6~4m)クラスのカヤックでしたら、1.5kgのアンカーでOKです。大きなタンデムカヤックや、もっとしっかりカヤックを止めたいときは2.5kgを使用します。また、あえてゆっくり流しながら釣りたいときは、0.7kgの軽いタイプを使う方法もあります。
●カワハギなど、カヤックをきっちり止めたほうが釣りやすい対象魚に向いています
繊細な誘いが必要なカワハギ釣りでは、フォールディングアンカーは多用されます。むしろ、ないと釣りにならないほど。ほか、キャスティングのアオリイカや、シロギス狙いでも使うことがあります。つまり、浅場の一カ所に魚が固まっている場合、アンカーの使用は有効です。
●水深の倍の長さのロープが必要なので、使うのは浅い場所に限定されます
たとえば水深が10mの場合、使用するロープは最低でも20m必要になります。水深が30mなら60mになるため、カヤックのデッキがロープだらけになり、ぐちゃぐちゃにからんだりして大変です。このため、一般的には水深5~10mくらいで使われることが多いです。
また、フォールディングアンカーが岩場などで根がかりした場合、ロープが張ったときにカヤックが傾いて危険なこともあります。必ず、根がかりを切って回収できるシステムを組んで使用することをおすすめします。簡単ではありますが、以下、その方法を解説しますね。
本線(メインロープ)から支線(ポリエステルロープ)をだしておき、フォールディングアンカーの頭に4~5号くらいのナイロンラインで結んでおきます。これが、いわゆる「捨て糸」になります。
こうしておけば、もし根がかりしても、メインロープを強く引っ張れば捨て糸が切れて、アンカーがひっくりかえって折りたたまれてうまく回収できる確率が高まります。もちろん、岩と岩の奥に挟まってしまったり、捨て網にからまってしまった場合はほぼ回収不能ですので、無理に引っ張ったりせず、安全を確保しつつできるだけ短くロープをカットしましょう。このため、フォールディングアンカー使用時は、ナイフや大型のハサミなどを用意しておくほうがいいですね。
次に、フォールディングアンカーに結んだロープをカヤックに取り付ける方法です。滑車などを使用したトローリーシステムもありますが、カヤックにアイレッツを装着したりする艤装が必要になるため、ここでは、だれでもできる最もシンプルで簡単なやり方をご紹介します。
バウ(船首)に結んだ白いロープがメインロープで、アンカーへとつながっています。このメインロープは、水に沈むナイロンクロスロープがおすすめです。当店で販売しております(税別80円/1m)。で、メインロープにもやい結びなどで支線(写真では黒いロープ)を結んでおきます。支線の種類は何でもOKです。この先端は自分の手元でとれるようにしておきます。アンカーを回収するには、支線を引っぱってメインロープをつかみ、カヤックの横でアンカーを持ち上げます(このとき、波を受けたりしてバランスを崩してカヤックが転覆しないように十分注意してください)。カヤック上ではバウに手が届かないので、このような方法が有効です。ちなみにこれは、パラシュートアンカーを回収する場合にも使えます。
メインロープは、先端にフックやカラビナなどを結んでおき、カヤックのバウのハンドルなどにくぐらせる方法が簡単です。ここはテンションがかかる部分のため、フックやカラビナなどの金具は真ちゅうやステンレス製など丈夫なものを使用するのが理想です。
フォールディングアンカーは、うまく活用すればカヤックフィッシングの大きな武器になります。「こんな釣りの場合、どうしたらいい?」「こんな場所では、どうやって使ったらいい?」「この水深ならパラシュートアンカー?」などのご質問がありましたら、いつでもご連絡ください。
それでは、ナガシマでした☆☆☆
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