【基本】カヤックでのシイラタックル【応用】
キッターーーーー!! これは間違いなく90cmアップの巨大ヒラメだっ!! ……と思ったらトビエイ的なヤツのスレでした。そりゃ重いワケだ。魚影を確認するまでは本当にドキドキしましたよ。水深10mほどに浮いてきた姿を眼下にチラっと見たとき、背中の茶色と腹の白で間違いなく超デカいヒラメだと思った自分が本当に恥ずかしいです。殴り飛ばしてやりたい気分です。
例外なくエイはギボヂワルイ。スロージグにアタった瞬間は「もらったV」と思ったんですが。
毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。
最近はスランプ気味です。こないだはエイのスレで10分ほど格闘し体力をそがれたあと、イナダがちょっとで終了。シイラを探してもなかなか見つからないんですが、みなさんは釣れていますか? これ以上スランプが続くようなら、カヤックでいま話題のサメでも釣ってみます。
さて。
カヤックでのシイラ釣りは群れしだい、ベイトしだい、漂流物しだいみたいなところがありますが、相模湾&駿河湾沿岸部、東京湾口部では、例年9月いっぱいまでは普通に狙えます。まだまだシーズンは続いていますので、ぜひぜひ今年はカヤックで挑戦してみてください!
というわけで、以前のブログでも書きましたように、カヤックでのシイラタックルについてちょっと説明してみたいと思います。まず、カヤックでタックルセレクトの基準について解説しますね。
●カヤックは乗合船のように足場が安定していないことを考慮する
●カヤックでは、座った姿勢で、上半身だけで遠投する必要がある
●飛んで走るシイラをいなすには、バウ(船首)をまたげる長さのロッドのほうが有利なことも
●ライトタックルで遊ぶより、ややパワーのあるタックルのほうがファイトがラクなことも
●できたら2タックル用意して、違う種類のルアーをセットしておく
と、基本はこんな感じになりますが、とにかく座った姿勢から動けないカヤックでの釣りは、シイラにかぎらず、意外と制約が多いといえます。乗合船と同じ感覚でタックルを選ぶと、使いにくかったり釣りにくかったりすることがたまにあるので要注意です。とはいえ、自分で竿を作れる人以外は既製品のなかから選ぶほかはないので、具体名を挙げてお話ししてみますね。
●当店スタッフよっしーのタックル:初心者なので1本で間に合わせる派
ロッド:メジャークラフト/ジャイアントキリングGKC-68L
リール:ダイワ/カルディア3012H
ライン:PE1.5号200m
リーダー:ナイロン40ポンド
女性カヤックアングラーのよっしーはややライトな68Lを選択していますが、これでも1m近いシイラをなんなくキャッチしています。かつ、サバ釣りでも遊べるタックルセッティングです。もっとデカいのがヒットする状況やエリアでは、もう少しパワーのある70ML、73MLでもいいと思います。リールは、冬の大型シーバスにも流用できるようにカルディア3012Hを使用していますが、大型シイラ&青物狙いなら、ダイワでしたら3500~4000番を使うのが理想的ですね。
●ナガシマのタックル:シイラ釣りが好きなのでいちおうこだわっているつもりの例
タックル①
ロッド:カーペンター/ブラックカレントBC60M
リール:ダイワ/トーナメントフォース3500
ライン:PE2号200m
リーダー:ナイロン50ポンド
タックル②
ロッド:カーペンター/ブラックカレントBC73MLR
リール:シマノ/15ツインパワーSW6000HG
ライン:PE3号300m
リーダー:ナイロン60ポンド
ざっくり分けて、BC60M(現行モデルはBC60MF)はミノーやジャークベイト、トップなど小ワザを効かせたい小型ルアー用、BC73MLR(現行モデルはBC75MLR)は大型ペンシル&ポッパー用で巨大シイラ狙いに使っています。表示上では60Mのほうがパワーがありそうですが、73MLRのほうがルアー&ラインキャパは上です。2本持っていると、追ってきたシイラに対してすぐにルアーを投げ分けられるのが強み。リフティングパワーはさすがのカーペンターなので、メータークラスのシイラでもすぐに浮いてきます。また、トーナメントフォースというダイワのCMでいうところの「過去のリール」をまだ使っていますが、これ、ほぼノーメンテでいまだに現役という名リールです。最新のツインパワーは、同じものをジギング用にもう1台買いたいほどお気に入り。ちなみに、73MLRはカヤックでの青物キャスティングにもすごく使いやすいです。
いかがでしょうか。多少でも参考になりましたでしょうか。こんな感じでよろしければ、シリーズ化して「カヤック用タイラバタックル入門編」「カヤック用スロジギタックル入門編」なども解説できればと思います。わからないことなどありましたら、こちらよりナガシマまでご質問ください。
まだまだ暑い日が続きますので、熱中症対策としてカヤックには最低でも2リットルの水分を積みましょう。また、水で濡らすと涼感が持続するタオルもあると、気持ちよく釣りができますよ。
では、ナガシマでした☆☆☆
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