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2015/09/03

【まずめ】時合い大研究・前編【下げ潮】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

むむぅ、このところ天気の悪い日が続きますね……風も吹いて海も荒れ気味ですし、雨も多いですし。今週来週のカヤックフィッシングは、ちょっとお休みかもしれません。しかし!海に出られる日があれば、なんとかそのチャンスをものにしたいもの。私はいつも思っています。

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お客さまの高島っちょさん(左)は、スゴ腕なのでだいたいいつも釣ります。つまり、「時合い」をつかむのが非常にうまい釣り人なのです。でも、ナガシマ(右)だって時合いにハマればたまには釣ります。

時合いというのは、魚がエサを食べたり活発に動いたりする、釣り人にとっても大事な時間帯のこと。カヤックフィッシングにおいてもこの時合いは非常に大事で、広範囲を動き回れないからこそ、数少ないチャンスを確実に仕留めないと、次は……ないかもしれません。人生に一度しかないかもしれないワンチャンを逃さないためにも、時合いを理解しておきましょう!

ただしここでは、「なんとなく釣れそうな気がした」「たまたま連続してポイントにルアーが入った」「死んだおじいちゃんに導かれた」などの感覚的、偶発的、スピリチュアル的なものは除き、あくまで、できるだけ再現性のある時合いについて解説します。まずは前編ということで、基本編ですね。






時合いは潮の動きに大きく左右されます。つまり、潮が動いていることが絶対条件なのですが、下げ潮(引き潮)、上げ潮(満ち潮)では、下げ潮のほうが釣りやすいことが多いと思います。つまりこれは、水は高いところから低いほうへ流れると勢いを増すことが多いので、満潮で浅場にいた小魚などのエサが、下げ潮でまとまって流れてきやすいからです。肉食魚は、このようなできるだけラクをしてエサを食べることができるタイミングに無慈悲です。上げ潮になると、小魚たちはどんどん浅場に移動してしまい、捕食者の届かないところに隠れてしまうことがあります。もちろん、ポイントによっては上げ潮のほうが流れが効いて釣りやすくなる場所もありますし、小潮のほうが潮の流れる速度が適度になるため、攻めやすくなることもあります。潮というのは海の釣りにおいて別格の存在で、考えるほど難しいのですが、とにかく、基本的な上げ下げの潮の動きをまずは頭に入れておきましょう。

●朝まずめ
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もちろん夕まずめも時合いになることは多いですが、カヤックフィッシングの場合、明るいうちに帰岸しないと危険なのと、片づけ&撤収作業があるため、現実的には朝まずめが狙い目ですね。朝まずめに下げ潮が重なると、もうそれだけで時合いとして成立しやすくなります。朝まずめに捕食活動をする魚はかなり多いので、まずはこの時間帯を見逃さないように!

●ローライト
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つまり、曇ったり雨がポツポツ降ったりするような薄暗い状況のこと。晴れていた空が変化して日差しがさえぎられると、魚の活性が急上昇することがあります。潮のイかない(動かない)、どうしようもないクソ潮でも、ローライトになったとたんにバクバク食いはじめることも。天候の変化も時合いとして非常に価値のあるチャンスです。ただし、雷やゲリラ豪雨には超注意!

●鳥山
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海鳥たちは人間の何万倍も小魚の動きに敏感です。水中から大型魚に突き上げられた小魚(ナブラ)を狙って集まる海鳥の群れ、つまり鳥山は、天然の魚探であり、時合いの到来を告げる絶好のチャンスといえます。鳥山を作る魚は、ブリ系の青物、シイラ、カツオ系、シーバス、サバなど多岐にわたりますが、カヤックで行ける範囲に鳥山が発生したら急行です!


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とくにマダイは、時合いとそれ以外では釣果の差が顕著に現われます。釣れはじめると、バタバタバタっと食うことが多いように思います。逆にいうと、シーバスや青物よりも時合いが短いといえるかもしれません。時合いがきそうなタイミングのとき、しかるべきポイントの上に浮いていて、適切なルアーや仕掛けをセレクトしているか。まあ、考えれば考えるほど時合いの深淵にハマっていきそうですが、それもカヤックフィッシングのオモシロいところですよね。では後編では、魚探で見る時合いや、時合いじゃないときに釣れがちな魚などを解説してみます。


それでは、ナガシマでした☆☆☆


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