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2016/02/21

【永遠の】X-13【名艇】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

本日も、お客さまへマリブカヤックス/X-13を納艇させていただきました。

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前々からずーーーーっとやりたかったカヤックフィッシングのためにハイエースを購入し、本日、めでたくお持ち帰りとなりました。Tさま、本当にありがとうございます&おめでとうございます! 白いボディに合わせて、カヤックカラーはホワイト。なんていうか、佇まいがすごくかっこいいですね~。ぜひ、4月になったら乗っ込みマダイをたくさんゲットしていただければと思います。



さて。

マリブカヤックスのX-13といえば、サウスウインドで、いや、日本で最も売れている超ロング&ベストセラーカヤックのひとつ。関東沿岸のどの海に行っても、よーく見かけます。車載して走っている場面も、よーく見ます。今日のブログでは、そんなX-13の魅力を解説してみたいと思います。







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マリブカヤックス/X-13。未知なる「X」で、不吉な「13」。もう、名前からして世界で最もかっこいいモデル名のカヤックですよね。ちょっと厨二っぽいですが、いや、むしろそれがいい。発音は、当店では「えっくすさーてぃーん」とか、略して「さーてぃーん」と呼ぶことが多いですが「えっくすじゅうさん」でもOKです。日本では、カヤックフィッシング黎明期のちょいあとくらいから活躍しています。ポリエチレン製フィッシングカヤックのなかではスピードはトップクラスで、安定性も非常に高く、何よりラフウォーターに強いので日本近海の複雑な海流、気象状況にも負けず、多くのカヤックアングラーから支持され続けています。

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スピードと安定性の秘密は、シンプルですが機能的なこのボトムデザインにあります。キールがシュっと立っていて、水を切り裂いてグイグイ前進するのと同時に、左右へのロールをおさえる絶妙な艇幅……。ナガシマが勝手に選ぶ、船底が美しい世界三大カヤックに認定されています(あとのふたつはウィルダネスシステムズ/ターポン140、オーシャンカヤック/トライデント13)。

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マリブカヤックスの代名詞ともいえる、バウの超大型ハッチ。一般的なアルミカートなら余裕で入ります。なんなら2台いけそう(MSバルーンカートは、ハッチを押さえつければなんとか入りますが、あまりおすすめできません)。ちなみにハッチのフタはキッズシート仕様になっていて、体重30㎏くらいまでのお子さんを乗せて水遊びも楽しめます。これなら、奥さまへの免罪符?になりますよね。

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センターの角ハッチも、使いやすい大きさですんごく便利。すぐに使わないルアーや予備の仕かけ、タックルのほか、お弁当などをしまっておけます。

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ロッドホルダーは2発。ちょっと前までのモデルはバウハッチ下に2発、シートうしろに4発の計6発もついていたのですが、時代の流れで2発になりました。バウハッチ下のスペースはほぼ使わないのでいらないにしても、シートうしろはオプションで増設してもいいかもしれません。

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そして、大物狙いのカヤックアングラーにうれしいのが荷室の広さ。数あるフィッシングカヤックのなかでも最大クラスの面積を誇ります。余計な出っ張りがなく、サッカーコートのように長方形なのが素晴らしいデザインです(コレ大事)。ダイワのプロバイザー2700シリーズ(27L)、シマノのフィクセル300シリーズ(30L)くらいのクーラーボックスなら余裕で載せられます。

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カラーは、定番のマンゴやホワイトのほか、スノーカモも依然として高い人気がありますね。

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X-13は、サウスウインドの試乗会でも大人気。フィッシングカヤックのド定番モデルとして、非常に稼働率が高いんです。つまり、X-13のスピードと安定性を基準に、もっと軽くて速いのが理想でしたらスキマー140にするとか、ここまで大きくなくてもいい場合はXキャリバーにするとか、まさにベンチマークにもなっているわけです。たしかに、弱点らしい弱点といえば、その重量。長くて重いので、車載や運搬に慣れるまではちょっと苦労するかもしれません。とはいえ、水に浮いてしまえばポリエチレン製の手漕ぎカヤックでは最強モデルのひとつであることは間違いないですし、艇に重さがあることで水面に食いつくようになり、風に流されにくくなるメリットもあります。とにかく、今後、よほど革新的なカヤックが登場しないかぎり、その人気と実力が陰ることはないものと思われます。


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もし機会があれば、みなさんもぜひ一度、X-13に乗ってみてください。いかに総合力が高いカヤックであるか、すぐにご理解、ご納得いただけると思います。



それでは、ナガシマでした☆☆☆彡









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