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2016/03/10

【おすすめ】和田長浜(わだなはま)超入門【釣り場】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

先週の金曜日からおとといまで、インフルエンザでぐったりしておりました。20年ぶり3度目くらいに罹患したのですが、過去最悪レベルの発熱が3日間くらい続いて、そのあとやってきた関節痛、神経痛がめっちゃつらかったですね。これもB型の特徴なんでしょうか。ようやく回復してこのブログを書いております。みなさまもどうぞご注意くださいませ。




さて。

もう間もなく、関東各地でも春のカヤックフィッシングシーズン本番ですね。シーバスはもちろん、アオリイカやマダイ、青物と、いろいろなターゲットを狙えるのがこの時期の特長です。ですが、どんな釣り場に行っていいのかわからない方も多いのではないでしょうか。とくに、この春からカヤックフィッシングをはじめる方にとって、安全で釣りやすいポイントを選ぶことは大事な要素です。そこでおすすめなのが、サウスウインドの艇庫があり試乗会を開催するホームグラウンドでもある和田長浜(わだなはま)。和田長浜は三浦半島の南西部に位置していて、ちょうどソレイユの丘の下あたりにある小規模の砂浜です。

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この和田長浜は、カヤックフィッシング第一歩を踏み出す方にはもちろん、ベテランのカヤックアングラーにも昔から大人気の釣り場なんですね。まさに、カヤックフィッシング好きにとっては癒しの浜ともいえる存在なんです。では、あらためてそのヒミツを探ってみましょう。






●カヤックフィッシング入門に向いている
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北に江の島、湘南海岸。南を向けば城ケ島を望める和田長浜は、横浜横須賀道路・衣笠ICからクルマで約30分と、神奈川はもちろん東京、埼玉、千葉方面からもアクセスしやすい釣り場です。相模湾に面した外洋向きのエリアですが、北に荒崎、南に黒崎の鼻というふたつの岬にはさまれた遠浅の湾状になっているため、多少波が立ちにくい地形になっています。このため、一年を通じて出艇しやすい条件が整いやすく、週末には多くのカヤックアングラーが集まります。釣り人同士の交流や情報交換も盛んなので、いまの季節は何が釣れるのか、今日はどんな釣果があったのか、どんな釣り方が有利なのか、など、ひとりではなかなかわからないことが、だれかに聞いてすぐにわかったりするのもいいところですね。

●無料駐車場が広い
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和田長浜には、三浦半島エリアでは貴重な、県営の無料駐車場があります。野球ができそうなくらい広い駐車場には、なんと約200台のクルマを収容可能。朝早く着いて駐車場が空いていたら、海側のカヤックを降ろしやすい場所に停めると便利ですよ。ただし、海水浴場がオープンする夏期(例年7/1~8/31)は、朝6:30にならないと開場しないのと、夏休みにはすぐに満車になるため要注意です。また、海水浴シーズンのカヤックは浜の北端からじゃないと出艇できないのでこれも注意しましょう。

●水辺までアクセスしやすい
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駐車場の目の前が海なので、カヤックを運搬しやすいのも和田長浜の魅力です。その距離、およそ30~40m。ハリケーンカヤックスなどの軽量カヤックであれば、まずカヤックだけ水辺まで運び、そのあとタックルなどを持っていってもOK。やや重量のあるタンデムカヤックも、おとなふたりで運べばそんなに苦にならないと思います。とはいえ、和田長浜の砂は平均以上にサラサラでフカフカ。さらに、微妙に傾斜と段差があるので、砂地に強いバルーンカートはあったほうが便利ですよ。

●釣れる魚の種類がすごい
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和田長浜では、夏場はアジ、サバ、イワシやシロギスなど手軽に狙えるターゲットのほか、秋冬はカワハギなどのテクニカルな釣りモノも大人気。もちろん、春はマダイや青物など大型魚のチャンスもあります。そのほか、近年のカヤックフィッシングでも大人気のアオリイカやアマダイ、ヒラメやマゴチなどの砂モノも狙えます。つまり、ルアーフィッシングでもエサ釣りでも、まずはカヤックで1匹でも釣りたい場合には絶好の釣り場なんですね。沖へ1㎞ほど漕いでも水深50mに届かない場所もあるほど遠浅な地形ですが、エサとなる小魚が非常に多く、所々に沈み根やかけあがりがあるため、驚くほど狙える魚種は豊富なんです。おそらく、南方系、北方系、中深海以外の近海魚はすべて狙えるんじゃないかというくらいたくさんの魚種がいます。和田長浜に一年を通じて釣行すれば、「この時期はこんな潮の色で、こんな魚がこれくらいの水深で釣れる」というのがわかってくるはずです。ずばり、これが上達の秘訣。いろんなところに行ってあれこれ迷うより、1カ所をやりこむことで見えてくることはたくさんあるんです。ちなみに、時期によってはマグロやヒラマサもヒットすることがあるくらいのポイントですから、みなさん気を抜かないように……。

●水遊びにも最適
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もちろん、釣りだけじゃなくご家族でのカヤック遊びにもおすすめの場所です。磯際の浅い場所は透明度も高く、漕いでいるだけでも十分楽しめます。夏場なら、カヤックから飛び込んで泳いでも面白いですよ。遠くまで漕いで行かなくても、浜から出てすぐのところでも小魚などの生き物がたくさんいるので、お子さんもよろこぶと思います。

●その他の注意点
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最も注意すべきは、漁船、釣り船などの動力船ですね。和田長浜だけでなく三浦半島には漁師さんが非常に多いのですが、カヤックには必ずフラッグを立てて、常にエンジン音に注意して、近づいてくるようなら早めに自分から回避するようにしましょう。また、岸際の浅い場所で小舟でタコ漁などをしていることもあります。ペットボトルなどの目印に仕かけを結んでいることもあるので、パドルなどでひっかけないように。また、沖の定置網のブイやロープにも係留しないことはもちろん、絶対に近づかないようにしましょう。さらに、定置網周辺から沖では、とくに大潮の下げ潮時に急流になることがあり、足漕ぎカヤックでもなかなか進めない状況になる場合もあるので注意が必要です。

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和田長浜から一般的なフィッシングカヤックで出艇した場合、南北のだいたいの行動範囲は、ベタ凪の場合で北は黄色と黒の灯台が目印の亀城根(かめぎね)くらいまで。南は、城ケ島のやや北側にある諸磯(もろいそ)の沖くらいまでですね。もちろんこれは、天候その他の条件によってかなり異なるのであくまで参考程度にお考えください。季節によっては、浜の目の前、水深15mほどのところでブリが盛大にボイルすることもあり、遠くに行ったからといってたくさん釣れるともかぎらないのが和田長浜のカヤックフィッシングの面白いところでもあります。ちなみに、その日の予報で南風が吹く場合、朝イチは南に向かって漕ぐのが基本。予報より早く風が吹き始めても、風に乗って帰ってくることができるからです。これを逆に北に向かって進んでしまうと、向かい風の強風になったときルームランナー状態で漕いでも漕いでも進まなくなってしまうことがあります。




という感じで、和田長浜の魅力をざっくりご紹介しましたが、ターゲット別の釣り方やタックルなど、もしわからないことなどありましたらサウスウインドまでお気軽にご質問くださいませ。もちろん、カヤックフィッシング以外にもカヤックツーリングで楽しめる場所はたくさんありますので、気になることはなんでも聞いてくださいね~。


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ちなみに、和田長浜の駐車場にはネコがいっぱいいます。



それでは、ナガシマでした☆☆☆彡






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