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2016/03/19

【釣果】お助けリグ超入門【約束】

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海の上で食べるゆでたまごが一番うまいですね。ゆでたまごはスイーツです。毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。




先日もカヤックフィッシングに行きましたが、いやー、まったく釣れね。アタリもなし。

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釣り開始から3時間が経過して、釣果は……石1個ですよ、石。いし。ISHI。乗っ込みマダイのシーズンにはまだ早かったんすかね~。どうやらフライングしたようです。


しかし、今シーズンのカヤックフィッシングではボウズなしのワタシ。なんでもいいから絶対に何かを釣って帰らないと記録が途絶えてしまう……。そうだ、お助けリグをやってみよう。いや、やるしかない。









お助けリグ。それは、カヤックフィッシングにおいて必ず釣果に導いてくれる魔法の仕かけです。なんでもいいから一匹釣りたいとき、とにかく魚のアタリがほしいときなど、絶体絶命のピンチのときに試してみてください。必ず、すぐに答えが出るはずですよ!

ちなみに、ナガシマは「お助けリグ」といっていますが、とくに決まった名称はないです(正式なお助けリグというと、ティップランプラスのような釣法のことをいう場合が多いですね)。お土産の魚が釣れるので「お土産リグ」でもいいと思いますし、万年初心者の当店スタッフよっしーでも釣れるので「よっしーリグ」でもいいです。



●お助けリグとは
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ジグやタイラバの上、50㎝くらいのところにエダスをとってカブラ(ジグヘッドのような軽いオモリのついたハリに魚皮やフラッシャーなどを結んだ、いわゆるバケのひとつ)を装着したものがお助けリグです。関西方面の一部ではおなじみで、船釣りのジギング五目では釣り方のひとつとして釣果アップのためにやっている方もいます。ジグのきらめきやタイラバのゆらめきに誘われて寄ってきた魚が、食べやすいカブラにバイトしてしまう、という図式です。


●お助けリグの作り方
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①まず、ジギングやタイラバのメインリーダーに、8の字結びでエダスを結びます。エダスの太さはメインリーダーと同じでOKですが、あまり太いとカブラのヘッドの穴に通らないので要注意です。写真では、ピンクのラインがメインリーダーで、白いラインがエダスです。

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②エダスにカブラを結びます。必ずカブラの針が上を向くように結んでください。こうしないと、アタリがあってもフッキングしないことがあります。結び方は、ヘッドの穴にエダスを通して、先端に8の字結びでコブを作るだけ。簡単ですね。エダスが長すぎるとメインリーダーに絡むことが多くなるので、10㎝以内にするのがいいと思います。


●カブラはなんでもOK
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ナガシマは、JSYで100YENで売っていたものをまとめ買いして使っています。ハリの大きさは10~11号くらい。適当でOKです。カブラは頭にオモリがついているのと、フロロカーボンラインのエダスの張りで、ジグを動かすと連動して水中で勝手にビヨンビヨン動くんですね。もちろん、金針と魚皮の効果も絶大。

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なかでも、緑のハゲ皮と白い羽根、フラッシャーの組み合わせが一番釣れるように思います。


●お助けリグで釣れる魚
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おそらく真っ先に釣れるのは、エソですね。だれがやっても、まずエソだと思います。お助けリグは、かまぼこでも作るの?というくらいエソ製造機です。もちろん、ほかにもいろいろな魚がヒットします。ジグやタイラバ本体にフッキングしない魚でも、カブラなら釣れることがあります。アジ、サバ、イワシ、メバル、カサゴ、カワハギ、イサキ、ホウボウ、レンコダイ、イトヨリダイなどなど、時期や場所によっては食べておいしい魚もたくさん釣れるので、ご家族のために手ぶらで帰るわけにはいかないお父さんアングラーにもおすすめです。



ここで、お助けリグの最大の注意事項を。それは、よく釣れるからといってお助けリグばかりやっていると、本命の時合を逃すことがありますよ!ということ。お助けリグはあくまでお助け的な臨時釣法なのであって、本気で青物やマダイを狙うときには、絶対にカブラなしのほうがいいです。時合が一瞬で終わってしまうこともある本命を狙っているのに、カブラに外道がヒットしてしまうと明らかにタイムロスですし、大物がかかったときに負荷がかかると結び目から切れるおそれもあります。また、とくにエソは小さくても歯が鋭いので、知らないうちにメインリーダーにキズがついてしまうこともあるんです。






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というわけで、先日のあまりの釣れなさに禁断のお助けリグに手を出したナガシマですが、案の定、最初のフォールで着底した瞬間にエソが食ってきました。ふーアブね、これでボウズなしです。エソとはいえ、一匹は一匹です。

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浅場を攻めると、ベラんちょがヒット。ササノハベラ的なやつです。おなぐさみ釣法なので、釣れないよりは釣れたほうがいいんです。やっぱり、カヤックフィッシングは楽しいなぁ……。



しかし、ふたたび沖に出るも、エソすらヒットしなくなりました。最強のお助けリグも、ついにここまでか……。

いや、ふと脳裏をよぎるものがありました。外道のエソすら食わなくなったということは、大きい魚が回ってきたのかも(ポジティブ思考)。うん、過去にもこんな状況が何度かあったぞ。お助けリグなんかやってる場合ではないっ! 

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相変わらず潮の流れはほとんどなく、魚探にはなーーーーーーーんにも映らないですが、なんとなく、潮の色が変わった感じがします。水中では何かが起こっているような、そんな予感。スローにジグを泳がせます。たまに速巻きで誘います。ひたすらしつこく、水深1m単位でポジションを微調整してジグを入れ直します。

すると……水深63mで、


























ドーーーーーーーーン!




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やっぱりいました。よく引いたマダイでした。クチビルに満点フッキング。これはバレません。ほんと、カヤックフィッシングは楽しいなぁ。

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今シーズン初となるナナマルです。ちょっとスリムなオスで、重さは3.8㎏でした。

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めっちゃ小魚食っておる。アジですかね? 溶けかけた太めの骨をいっぱい吐き出しました。

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うれしいので横綱持ち。やほほーい、今年も乗っ込みマダイの季節がやってきましたよ。


それでは、ナガシマでした☆☆☆彡










 

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