【カヤック】TGベイト、もっと使ってみた【マダイ】
毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。
前回のブログでは、カヤックフィッシングでダイワのTGベイト60g緑金を使い、このジグでのみマダイが連発した記事を書きました。なぜTGベイト60g緑金だけが釣れるのか。TGベイトの「TG」って、「ただ巻き」で「ガンガン釣れる」の略じゃないかと思ったほどですが、先日もカヤックフィッシングに行き、このことを調査してきました。といっても、ただ単にマダイを釣りたかっただけなんですけども。
これが、ダイワのTGベイト60g緑金です。鉛よりも1.7倍の比重のあるタングステン製の小型ジグです。パッと見、目新しさなどないフツーのジグですが……製作したダイワのデザイナーさんは平成の天才なんじゃないかと思います。ただ巻きしたときの絶妙な振幅とか、フォール時のほどよいバイブレーションとか、マダイが釣れる要素が、ものすごく凝縮されているように感じます。カヤックフィッシングでTGベイトが効く状況、タイラバとの使い分けなど、ちょっとわかったことを簡単に書いてみたいと思います。
●小魚を食っている状況ではTGベイト有利?
黄色い円内が小魚の反応です。魚種はわかりませんが、移動が速かったので小サバかもしれません。もしくはアジ? カタクチイワシの反応とはちょっと違うようですが、とにかく、このように底から群れが浮いていて、小魚たちが肉食魚に追われてパニックになってあたふたしているような反応があれば、すぐさまTGベイトを投入しましょう。小魚の群れを横切るように巻いて、マダイにアピールします。タイラバでもそうですが、水深40~50mくらいの場所でも、ボトムから30mくらいのところで食うことがあるので、気を抜かないように! 小魚食いのマダイはもちろんタイラバでもヒットすることはありますが、ネクタイやスカートの色を選ぶことがあるので、TGベイトのほうが勝負が早いように感じます。
●底べったりならタイラバか……
底に張りついているのが、おそらくたぶんきっとマダイ……ではないかと思います。こんな感じで底付近にポツンと映る微妙な反応は、絶対に狙ってみてください。潮が動いていれば、近くにタイラバを落として巻き上げれば追ってきて、けっこうな確率で食います。食うはずです。中層に小魚がいなときのマダイは、底で甲殻類やイカタコやらなんやらをつまんでいるはず。こんなときのマダイは、TGベイトだと食わせるのはやや難しいかもしれません。タイラバのシルエットと動きで、底付近を重点的に攻めてみてください。
●潮目狙いは王道
魚探にまったく反応がなくても、潮が動くまでは腐らずにがまんしてください。カヤックフィッシングでは広範囲を動けないので、「ここはいい感じ」と思った場所では、潮が動きだしたタイミングで集中して釣りをすれば、何らかの反応を得られるはずです。潮が流れ出すと、流速の違う潮と潮がぶつかり、いわゆる「潮目」が形成されます。潮目には小魚が集まりやすく、それにともない青物もマダイも寄ってきます。魚探をお持ちでない場合でも、とにかく潮目をひたすら流していくと、どこかで水深と小魚とルアーのタイミングが合えば、一瞬でもチャンスが生まれるはず。迷ったときは潮目狙い。これはカヤックフィッシングの鉄則のひとつです!
●TGペブルもあなどれない
今回の釣行では、TGベイトの対抗馬としてシマノのTGペブル80gも使ってみました。たぶんこれ、釣れると思います。ただ巻きではいい感じの「棒」で、フォールもキレがいい。ジグ感度もいい。ただし、ボディがやや太いので、ハリが抱きつかないようにセッティングする必要があります。TGベイトよりもひとまわり大きいハリで、目玉のない裏側(ふくらみの大きい側)にハリがくるようにするとからみが少なくなるようです。
着底後、巻き上げた瞬間にホウボウが食ってきました。その前のフォールでアタったのは明らかにマダイでしたが。ジグに歯形ががっつりついていました。
もういっちょ、これ。ダイワのTGベイトスリム60g。これはムズカシイ……かも。自分の使い方では、ただ巻きではノー感じの「棒」なので、やっぱりキャスティングしての水平引きに向いているかも。うーん、どこかでハマることはあるとは思いますが、もうちょっと練習が必要かも。
あとは、スミスのTGチビマサムネCB60というセンターバランスのタングステンジグもよさそうなのですが、60gにグリーンゴールドカラーがラインナップされてないという衝撃の事実アリ(チビマサムネ80gにはありますが、リア重心のジグになります)。チビマサムネのグリーンゴールドカラーは背中が緑で腹がオレンジのゴールド系という対マダイ最強カラーの予感がするので、スミスさんラインナップの追加をぜひお願いいたします。
というわけで、朝イチはそこそこ小魚の反応があったものの、潮が止まって流れがまったくなくなると海の中には何にもいなくなりました。ゆでたまごを2個食べつつ、ひたすら潮の上げはじめを待ちます。すると1時間後。潮目ができはじめて水中にはポツポツ小魚の反応が見えはじめました。こないだはTGベイトの緑金ばっかりで釣れたのですが、ピンクでも赤金でも釣れるべ?といろいろやってみるも、ノーバイト。これはまずい……タイいないのか?と緑金を結び、反応に落とすこと数回。すると、巻き上げで「ゴ、ゴゴゴガガガガツガツガツゴンゴンゴン」と元気なアタリ!
マジすか! やっぱりマダイは緑金しか釣れないような仕組み? もちろん、これもたまたまかもしれませんが、とにかくやったぜ51㎝/1.8㎏の超キレイなメス。速攻で脳天絞め&血抜き&神経絞めして、キープ。この日の潮はかなり状況が悪いように感じていたので、小さくてもこの1匹が釣れたことはめちゃくちゃうれしい! もう、TGベイト60gの緑金なしには、私の春のカヤックマダイ釣りは成立しないような気がします。
前回、TGベイトのことをこのブログに書いたら、お客さまからたくさんの反響をいただきました。「自分もTGベイトが好きだけど、けっこうフォールで釣っています」「TGベイトの赤金もかなり釣れますよ」「ナガシマさん、80gは使わないの?」と、お客さまにいろいろTGベイトのことを教えていただきました、本当にありがとうございます! 今後も、たくさんのカヤックフィッシング爆釣ルアーをご紹介したいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。
それでは、ナガシマでした☆☆☆彡
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