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2016/06/18

【簡単】ドテラ流し超入門【確実】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。


最近、乗りはじめたネイティブウォータークラフト/スレイヤープロペル13ですが、先日の釣行時より、個人的に気になるところを改善してだいぶ使いやすくなりました。

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まず、魚探がビミョーに足に干渉するので、フィッシュファインダーマウントの架台への取りつけ位置を右にずらしました。結果、ペダルドライブを漕いでいるとき、魚探を足で蹴っ飛ばすことがほとんどなくなりました。意識して足をよけることなく漕ぐことに集中できるようになったのはいいことだと思います。

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で、デッキの上が散乱しがちだったので、ネイティブウォータークラフト純正のタックルキャディーを装着してみました。レールに取りつける小物入れですね。これ便利! 買って正解でした。ボガグリップ、プライヤーのほか、ナイフなどの絞め具をピッタリ収納できます。


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前進&後進を繰り返せるスレイヤープロペルは、ゴミ拾いもはかどります。世界一うまいビールの空き缶を捨てるヤツは許しませんよ~。


というわけで、潮が流れ始めたようなので釣りに集中します。今回は、風が適度に吹いていたので「ドテラ流し」で広範囲を探ってみます。









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こんな感じで、潮が流れ始めた水中は小魚だらけ。ただし、群れの動きがちょっとだけ速いので、カタクチイワシではない模様。ところどころイワシもいるようですが、細かい線を引くような小魚の群れの魚探反応は、小サバのことが多いですね。

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やっぱり小サバでした。



こういう大きな反応には、マダイ、青物だけでなくヒラメや根魚もついていることが多いので、ドテラ流しで探っていきます。ドテラ流しとは、船やカヤックの舷で風を受け、横方向に流しながら風まかせで探っていく釣り方のことです。逆に、スパンカーを立てたりシーアンカー(パラシュートアンカー)を入れたりすると、風に対して艇がまっすぐになるので、この場合は「縦流し」という表現をすることがあります。前進&後進が可能なスレイヤープロペル13は、ドテラ流しだけでなく、縦流しともわりと簡単にできます。フラットな地形に小魚がたくさんいて、狙っている魚の位置をしぼりにくい場合は、ドテラ流しで広範囲をじっくり探っていくと、いきなりある地点でヒットが連発することもあります。私、ナガシマは魚探反応に対してダイレクトにジグやタイラバを落とす釣りも好きですが、狙っている魚がどこにいるかわからない、もしくは広範囲に散っているような状況のときは、ドテラで流す釣り方もよくやります。

ちなみに、カヤックの場合、足漕ぎ、手漕ぎともドテラ流しはラダー(方向舵)のある艇のほうがやりやすいです。ラダーのない手漕ぎのカヤックの場合は、パドルで微妙にコントロールすることできれいに流せると思います。方法はとても簡単です。解説というほどでもないので、ぜひ覚えておいてください。

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ジグやタイラバ、そのほか仕かけなどを落としたい舷側を風上に向け、そのままラダーも風上に向けるだけ。これだけで、よほどの強風でないかぎり、カヤックはバランスよく艇の側面で風を受け、そのままゆっくり風下に流れていきます……。ドテラ流しは、ルアーおよびラインがカヤックの真下に入り込みにくいので釣りやすいですし、アタリもとりやすいメリットがあります。

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ちなみに、左ハンドルのリールをお使いの場合、左舷で釣りをしたほうがやりやすいと思います。右ハンドルのリールを使う方は右舷のほうが釣りやすいはずです。左ハンドルのリールで風下にルアーをフルキャストしたい場合も、右舷を風上に向けたほうが投げやすいでしょう。もちろん、あくまで例なので、自分が釣りやすいと思う側で流していただいてかまいません。

ドテラの場合は、風が強すぎるとラインが斜めになりすぎて逆に釣りにくくなるので、釣りが可能な適度な風、という条件で成立します。ポイントやエリアをドテラでうまく流せるようになると、格段に釣りやすくなると思います。



青物のボイルを待っていましたが、この日はなかなか沸かなかったので、ドテラで流しながらジグでマダイを狙ってみました。

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まずは小ダイ。

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また小ダイ。

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さらに小ダイ。ン?顔がいびつだ。

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やはりタイノエが。しかも2匹。とってからリリースしてあげました。





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オオモン。エソがはみでとる。

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そして、ついにきた! ミシマオコゼ。初めて釣りましたが、今日、一番うれしい魚です。このブサメン、絶対に性格悪そうですが実はいいやつかも。一体、このツノでだれと戦っているんでしょうかね。



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最後はアマダイ。なんと水深25mのどシャローでヒット。こんな浅場で釣ったの初めてです。


という感じで、ドテラ流しはカヤックの釣り方のひとつとして基本かつ有効です。とくに、ジギングやタイラバでは多くの遊漁船もやっている釣り方です。風に対してカヤックがくるくる回って翻弄されないように、うまく流し方を定めてあげればもっと釣りやすくなるので、ぜひやってみてください。


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しかし、スレイヤープロペル13はカートに積むのが本当に難しいです……位置が少しでもずれると、カヤックがガタンと傾いてしまいます。ホイリーズのビーチカート用アダプタを使ってみてもうまくいきませんでした。カヤックが陸地で横転したら、ロッドを何本も折ることになるかもしれません。これはいますぐなんとかしなければ! お、ひらめいた。今度の釣行で試してみたいと思います。


それでは、ナガシマでした☆☆☆彡







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