【重要】プロペラドライブ、出艇前にここを点検！【事項】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

おかげさまで、ただいま大ヒット中の足漕ぎカヤック、ネイティブウォータークラフトのプロペルシリーズ。前進後進が自在にできるプロペラドライブ方式により、カヤックのポジションを微調整できるので、とにかく日本人が得意とする繊細な釣りに最適なんです。

そんな、とても便利なプロペラドライブ式足漕ぎカヤックですが、クルマや船舶の基本安全点検などと同様に、とくに出艇前のドライブの駆動部のチェックは絶対に必要です。

あくまで私の場合ですが、釣行時には簡単な工具をカヤックに積んでいます。海上でもしドライブなどにトラブルがあった場合、ある程度は対処できるようにしています。ネイティブウォータークラフトのプロペルシリーズ以外では、ホビーのミラージュドライブシリーズでも同じですね。ドライブシステムに応じて、必要と思われる工具を用意しておくといいと思います。

上の写真の中身はこんな感じ。ちなみに、ネイティブウォータークラフトはアメリカ製なので、使用する工具はインチ規格のものがほとんどです。上から、ドライブに付属している六角レンチ5/32インチ、六角レンチ1/8インチ、ドライブに付属している六角レンチ5/16インチ、スパナ19/32インチ、プラスドライバー、シャーピンです。なお、工具類は塩分で錆びやすいので要注意！

●プロペラにゆるみはないか

もしプロペラが脱落すると推進力を失うので、ここは最重要チェック項目ですね。ドライブに付属している六角レンチ5/32インチを使用します。しっかりスムーズに回転することと、根元にゴミがからんでいないかも見ておきましょう。シャーピンは、衝撃が加わると自ら折れてプロぺラを保護するパーツです。細かい部品ですが、自己犠牲の精神にあふれる献身的なヤツです。

●ペダルクランクアームはゆるんでいないか

ドライブに付属している六角レンチ5/16インチで、ゆるんでいないかを確認します。ボルトにゆるみ防止剤が塗られているのでめったにゆるむことはありませんが、斜めにネジこんでいたり、締め込みが甘かったりすると航行中にはずれるおそれがあります。ご注意を！

●ペダルに異常はないか
　
六角レンチ1/8インチ、スパナ19/32インチを使用して、ペダルにゆるみやガタつきがないかもしっかりチェックしましょう。※この2種の工具は製品に付属していませんので、ただいまサウスウインドで工具を手配中です。ちなみに、ドライブに異常があると、ほとんどの場合は漕いでいて何らかの違和感や異変を感じるはずです。そうなったら漕ぐのを止めて、ドライブの状態をチェックしてください。そのまま漕ぎ続け、ネジがゆるんだままペダルが回転すると、ネジ山が削れてしまったりすることがあります。

●パドルは持ちましたか？
　
この2枚の写真、同日の釣行ですがどこが違うかおわかりでしょうか……そう、パドルのある、なしです。私は一度、やってしまったことがあるのですが、うっかりパドルを積み忘れて出艇してしまったんですね。出艇直後に「あーーーー、やっべ！」と気づいたのですが、波の力だけでソフトランディングするのがとにかく大変でした。いくら安定性の高いスレイヤープロペル13とはいえ、大きな波を横からくらったら危険です。もちろん、万が一ドライブが故障した時にはパドルで漕いで帰着しなければならないので、パドルは必需品です。絶対に忘れないように！　また、必ずリーシュでつないでおきましょう。

●シート背もたれのネジもたまに確認

シートの背もたれを座面に固定するネジも、度重なる可動によってゆるむことがあります。写真には写っていませんが、ナットをスプリットリングプライヤーなどでおさえて、プラスドライバーで増し締めしましょう。ちなみに、このシートで使われているナットもインチ規格です。インチのナットやボルトはやや入手しにくいので、なくしてしまった場合などは、サイズが合えばミリ規格に変えてしまってもいいですよ。





ただいま大人気のネイティブウォータークラフトのプロペラドライブ式フィッシングカヤックについてのお問い合わせは、こちらのメールか、お電話はサウスウインド045-222-1322までお気軽にご連絡ください。


足漕ぎカヤックだけでなく、パドルカヤックも出艇前にはかならず要所をチェックして、安全に注意してカヤックフィッシングを楽しみましょうね。

それでは、ナガシマでした☆☆☆彡