【浮きスッテ】カヤックイカメタル超入門【鉛スッテ】
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毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。
先日、私の最も信頼する大好きなスレイヤープロペル13で久しぶり?に海へカヤックフィッシングへ行ってきました。最近、カヤックでは続けてバス釣りなどに行っていたので、TGベイトでの釣り方もイマイチ調子に乗りきれない感じ……。
せっかくTGベイトを追ってきたのに、途中で帰っていくマダイ(たぶんおそらくきっと)。
なんか、カタクチイワシは無限にいるのに、捕食者がいない様子。そう、狙っているのは青物とシイラです。TGベイトを落としている場合ではないのに、青物とシイラの気配がまったくないので、魚探に感度がでると反射的にTGベイトを落としてしまいます。でもまったく釣れません。なんで?
すると何やら、周囲から「ボシュゥゥゥ~~」という聞きなれない水音が。おぉ、カマイルカの群れです。はいはいイルカイルカ。釣れないのはイルカのせいにしておけばいいので、こんなときとても便利です。イルカの群れがいるので、そりゃ青物もシイラもいないわけです。釣れないのは自分のせいでもカヤックが悪いわけでもありません。すべてイルカの仕業です。
青物とシイラがまったく見えないので、怪しい魚探反応にしつこくTGベイトを落としていくと、「ぬーーーん」という重み。あ! これはアレです。私の大好きな、おいしいヤツです。
はい! マルイカ(小型のケンサキイカ)です。となると、今日はこれを狙うしかないですね。カヤックでマルイカやスルメイカなどを攻略する「イカメタル」にシフトします。以下、簡単ではありますがカヤックでのイカメタル攻略の基本を解説してみます。
●イカメタルのタックル
スピニングでもベイトでもOKですが、マルイカのアタリは繊細なので、専用タックルを使うのがおすすめです。とはいえ、ほかの釣りモノで使っているタックルの流用もできます。具体的には、アオリイカ用のティップランロッドや、タイラバロッドのなかでも最も柔らかいモデルなど、竿先が敏感なロッドでしたら使えます。かくいう私も、いまはティップラン用ロッドを使用しています。ラインは、できればPE0.4~0.6号で、太くても0.8号まで。リーダーは10~12ポンドくらい。これに、いわゆる「オバマリグ」などと呼ばれる仕かけにふたつのスッテを装着して釣ります。下には鉛スッテ、上には浮きスッテというイカ専用のエギを使うのが基本です。
浮きスッテにナイスサイズ! これくらいだと、刺身でも一夜干しでも食べ応えがあります。
●マルイカのいるところ
たとえば、三浦半島は和田長浜の場合は荒崎沖の水深35~50mくらいのところによく群れています。6月中旬~8月初旬ごろ、産卵のために浅場にやってくるんですね。これを狙います。このくらいの水深なら、穏やかな海況ならカヤックでも問題なくアプローチできます。魚探は必須ですが、イカの魚探反応は本当に微妙です。イカは魚のように浮き袋も硬い背骨もないため、魚探の超音波を反射しずらいんですね。昼間のマルイカはほとんどが底のほうに群れているのですが、不明瞭な線が映ったらイカと思って仕かけを投入するべきです。マルイカの群れはとにかく移動スピードが速いので、手返しよく攻めましょう!
浮きスッテに小さいマルイカがヒット。身が柔らかいので、パスタとかに入れてもうまし。
●マルイカの誘い方、釣り方
スッテが着底したら、素早く糸フケをとり、ロッドを大きくシャクって持ち上げます。これが誘いです。このとき、シャクリのスピードをいろいろ変えてみたり、2段でシャクってみたりしてもいいでしょう。次に、ラインを張ったまま、竿先を曲げたままゆっくり下げていきます。で、海底すれすれで5秒くらいポーズ。この動作で、マルイカにスッテを抱かせます。アタリは、ロッドを下げている途中に竿先が跳ねたり、もぞもぞ震えたり、ラインがフケたり、グンと引き込まれたりします。とにかく、怪しいアタリは全部イカだと思って即アワセしましょう。空アワセが誘いになることもありますし、竿先に出ない微妙なアタリでイカが乗ることもあります。
●おすすめスッテ
和田長浜のように水深35~50mくらいのポイントでは、下針の鉛スッテは56g(15号)くらいが使いやすいでしょう。ちなみに、私はスレイヤープロペルに乗っているので水深と同じくらいの重さのスッテでも大丈夫ですが、風や潮の流れが強いときやもっと深場を攻めるときは75g(20号)も使用します。手漕ぎのカヤックの場合も、重めの鉛スッテがあると有利でしょう。ナガシマのおすすめ鉛スッテは、ダイワのエメラルダスイカメタルスッテの赤緑。はっきりいって私はカヤックでのイカメタルを昨年からはじめた初心者ですが、このスッテは潮色を問わずよく釣れるように思います。浮きスッテは、ハリミツのスミゾクスッテ目玉付2.5号の赤虹というカラーにダントツにヒットがあります。私でもわかるくらい明確にヒット率が高いので、この系統のカラーは持っておいたほうがいいと思います。
鉛スッテにまあまあサイズ。釣ったイカは、ほとんど一夜干しにするのがナガシマ流。
この日は、カケアガリ付近のフラットな岩盤エリアでようやくイカの群れを見つけました。スレイヤープロペル13でラインを立てながらゆっくり流していくと、水深41m付近で連発。こんなとき、前進後進が自在にできるプロペラドライブは絶大な戦力になります。連発とはいってもイカメタル不得手な私は、6回かけて計4キャッチ……バラしたうち1杯はデカそうでした。やっぱり、イカはドラグずるずるでゆっくり上げるべきですね。アオリイカのティップランが得意な方や、イカ心のあるうまい人が釣ると、カヤックでも軽く10~20杯は行くと思います。ま、食べる分には4杯もあれば十分なんですけど(と、ここでもあまり釣れなかった言い訳をしておきます)。
というわけでカヤックイカメタル。イカの女王とも呼ばれるケンサキイカは、刺身で食べてもとてもおいしいです。冷蔵庫でひと晩、寝かせてからさばいたり、冷凍したあと解凍して刺身にするともっともっとおいしいとのこと。みなさまも、このおいしいイカを狙って、カヤックでぜひ挑戦してみてください。
それでは、ナガシマでした☆☆☆彡
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