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2017/08/27

【基礎】TGベイトのフックセッティング【講座】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。



先日、三浦半島は和田長浜へと釣行しましたが、TGベイトでまさかの釣果なしという結果に終わったことはこちらのブログでご報告いたしました。

こないだ釣れなかった私がいうのもアレですが、TGベイトはフックがとても大事なんです。「TGベイトを使っても釣れないんですが!」とおっしゃるお客さまに釣り方などをよく聞くと、フックセッティングがあまり合っていないことが多いと気づきました。

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写真は、今年の春に発売して、早い段階で完売となってしまったTGベイト60gキャスティングオリジナルカラー。実は、ふたたびTGベイトオリカラを企画中です……発売は来春ですかね? 詳細は、私の弟が勤務するキャスティングルアー館より告知があると思いますが、次回は追加で緑金をベースにしたあのカラーも予定しています(゚0゚)

もちろん、オリジナル定番カラーの緑金(PHグリーンゴールド)でも十分に釣れますので、まだ使ったことのない方はぜひお試しください。キャスティングルアー館には、9月に再入荷予定があるそうですよ。秋のマダイシーズンに間に合いそうですね。というわけで、秋マダイ必釣のTGベイトのフックセッティングを解説します!





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以前、というか今年の春ごろまで、私の場合はフロントとリアに各2本、計4本のフックを装着して使っていました。ハリは、TGベイト60gの場合、がまかつの伊勢尼12号(白針)。安くて強く、伸びにくく、錆びにくいので多用していました。

 

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前後に装着すると、多くの場合、フロントとリアのフックでマダイの口をロックするようにかかります。釣っていて大きな不具合はなく、70㎝アップもキャッチできていたので問題はなかったのですが……。

単純にハリをたくさん結ぶのがめんどくさい!んです。

春の乗っ込みシーズン、本気で釣るときはマダイを1匹キャッチするごとにハリを交換するので、準備するのが大変。あと、たまーにリーダーにフロントフックがからんでエビになったり、グローブに刺さったりすることがあり、魚探でマダイを見つけてTGベイトを即投入する私の釣り方では、一瞬の遅れが致命的(←大げさ)になることもありました。

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このため、最近ではリアフック2本のみでやるようになり、なんだこれでいいじゃん!と思うようになりました(ま、私の弟が以前からこの方法でやっていて、受け売りなんですが)。 やはり、リーダーにからむトラブルは少なくなり、前後のフックが抱きつくようなこともないので手返しがかなりよくなりましたね。

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アゴの力が強いマダイはジグの後方からガブガブ噛んで小魚の背骨を砕くようなバイトが多いので、リアフックだけでも大丈夫、と現時点では考えています(チャリコの場合は頭を狙って一撃で捕食するような動作が多いので、フロントフックがあるとヒットしやすいように感じます)。ちなみに、繊細なタイラバタックルでマダイのアゴの硬い骨にフックを刺すのはかなり困難ですが、マダイのくちびるは皮が厚くとても切れにくいので、小さいハリでもここに刺さればバレにくいです。

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たまにTGにヒットしてくるイカ食いのワラサも、リアフックががっちりかかっていれば、タイラバタックルでもドラグを効かせてゆっくりやりとりすれば獲れるはずです。

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というわけで、ガチのマダイ狙いのときいま使っているフックは、がまかつのサーベルポイント・ナノスムースコートMとLです。伊勢尼よりも高級ですが、徳用パックならお買い得です。カツカツっとじゃれつくようなバイトでも、軽い力でスっと刺さるので、タイラバやTGベイトの釣りにはとても有効です。なお、がまかつのハリを使ってもバレてしまったら、私はあきらめるようにしています(*^-^)v

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こんな感じで上にL、下にMを結んで段差セッティングにしています(写真は、ナノスムースコートではない旧サーベルポイントです)。

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ハリスは、以前から変わらずよつあみのシーハンター8号です。適度な張りとコシがあるので、フッキングがすごくいいように思います。マダイの歯にも負けにくい強度も信頼できます。

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シーハンター8号を約14㎝の長さにカットして、左右にハリを内掛け結びでしっかり結び、瞬間接着剤などで結び目のゆるみと毛羽立ちを防止します。で、テンマウスの溶接リング3号に2回くぐらせて、写真のように段差をつけて結びます。ジグとの接合には、#3のスプリットリングを使用しています。

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フロントのアイには、溶接リング+スプリットリングを装着。この溶接リングにリーダーを結びます。

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時間のあるときにたくさん作っておき、小袋に入れておきます。アタリがあっても乗らないときや、根がかりしたあと、マダイを1匹釣ったあとなど、針先が気になるときはどんどん交換します。

なお、結ぶのがいちいちハリを結ぶのが面倒な方は、既製品のアシストフックを使用する方法もあります。いままでTGベイトに合う既製品のアシストフックがなかったのですが、最近、がまかつからアシストフッククイックスナイパーという商品が発売されたので、それを使ってみるのがいいと思います。


TGベイトは、魚を誘うためのバケやブレードもなく、ルアー自体が非常にシンプルで、釣り方も簡単。それでいながら、タイラバに匹敵するほどアピール力があり、タイラバ以上の食わせ能力に優れていて、タイラバと同様に奥が深いですね。私がカヤックでマダイを釣る際、現時点でTGベイト以上のものは見当たりません。かといって、TGベイトがよく釣れる理由はいまだによくわからないのですが……。圧倒的に釣れるヒミツが10個あると仮定して、とりあえず、個人的に3つは解明したような気がします。残りはTGベイト七不思議として、今後もじっくり探求してみます。

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最近あまり使っていないのですが、ピンクグローにも釣れる何かがありますね。TGベイトはマダイだけでなく、カヤックで狙えるほぼすべての魚種に効果的なので、まずは海底まで落としてなにもアクションさせずに超ゆっくり巻いてみてください。必ず何かしらのアタリがあるはずですよ!

それでは、ナガシマでした☆☆☆彡













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