【年末】カヤックのメンテナンスは思いのほか楽しい！【年始】: シーカヤックツーリング＆カヤックフィッシング

2017/12/26

【年末】カヤックのメンテナンスは思いのほか楽しい！【年始】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

本年度の私のブログの投稿は今日でラストです。みなさま、今年もいろいろお世話になりました！　また来年も、楽しく役に立つブログをお届けできるよう精進します……釣りのほうもまともな釣果報告ができればいいのですが。

明日は定休日ですので、28日（木）のアンカーは当店スタッフよっしーです。お楽しみに。

というわけで、年末年始のお休みにカヤックフィッシングに行かれる方もたくさんいらっしゃるかと思います。年末年始だけは、釣りに行かず家族サービスに徹する貴兄もおられるでしょう。どちらも、一年間働いてくれたカヤックに感謝の気持ちを込めて、メンテナンスしてみてはいかがでしょうか。思いのほか作業は楽しいものですよ♪

まずは、ネイティブウォータークラフトのプロペラドライブのメンテナンス作業から。昨日、今日と2台のプロペラドライブをメンテナンスさせていただきました。年末、釣りに行きたいとのことなので、超ピッチでお手入れ。※基本的なプロペラドライブのメンテナンスについては、こちらのブログをご参照くださいませ。

まずは、Aさまのプロペラドライブを調整。このところ急に回転に不具合が生じたため、急患として入院。原因は、クランクギアとアッパートランスミッションギアの摩耗。お買い上げから1年3カ月ほど、ほぼ毎週のように長距離を漕いでいたAさま。ベアリングは新品のようにピカピカだったのですが、ギアに負荷がかかっていたようです。2年保証期間内なので、もちろん無償交換。

クランクギアにもグリスを塗り、組み込みます。

完成！

メンテ前は、ペダルを回すとある位置でひっかかる違和感があったのですが、パーツ交換でめっちゃ快適になりました～。Aさまは長距離ランナーでドライブを酷使する方なので、ナガシマの独断でペダルの回転はちょっとだけ重めに設定しました。Aさま、これで年末は存分にアカムツ狙いに行けますね。

もうひと方のKさまも、年末に釣行予定とのことでしたので、ドライブのグリスアップを中心に簡易的なメンテナンスを施しました。Kさまもお買い上げから1年ちょい、ドライブ自体にはまったく問題はないのですが、アッパー＆ロアトランスミッションにグリスを補填しました。今回は日帰り入院でしたが、ギア洗浄なども含めて徹底的なメンテナンスをご希望の場合は集中入院でお預かりしますので、どうぞお申し付けくださいませ。地方のお客さまもドライブの発送方法などご案内いたしますので、お気軽にご相談ください！

さて続いては、ハリケーンカヤックス／スキマーシリーズの汚れ落としです。

　
スキマーシリーズのツルツルなABS樹脂は、ポリエチレン素材同様にキズや汚れがつきます。ポリエチレン素材同様、ある程度のキズには強いのですが、汚れがつきやすいのはたしかです。年末の時間のあるときに、ぜひ労わってあげてください。

まず、細かいキズに汚れが食いこんだり、表面全体にひどい潮汚れやアクなどが付着している場合は、3M／ボートソープでよく洗いましょう。これだけでもあとの作業はかなりラクになります。

で、ボートソープだけでは落ちない頑固な付着汚れなどは、3M／レストア＆ワックスがおすすめ。これで、だいたいの汚れはきれいになるはずです。一般的な軽度の汚れでしたら、クリーナー＆ワックスで磨くだけでもOKですよ。ここで用意するものは、Tシャツや古タオルなど柔らかい布の切れ端のみ。要はウエスですね。

　
適量をウエスにとり、あとは汚れが気になる部分をゆっくりていねいに磨くだけ。一年間のカヤックフィッシングの思い出を回想しながら、来年もがんばってもらえるように、たくさん釣らせてもらえるように労いましょう。

→

→
なんということでしょう！　このように、短時間の作業で細かい汚れもピカピカになります。さすがに新品のような輝きとはいきませんが、コンパウンドの効果で十分見違えるようにきれいになるはずです。ちなみに、ネイティブウォータークラフトのようなツルツルの表面のポリエチレンカヤックの汚れもけっこう落とせますよ。なお、ハリケーンカヤックスのスキマーシリーズは仕上げに3M／ポリマーワックス液体を使って磨くと、保護膜を形成し、さらなる紫外線対策を施せます。