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2018/01/09

【ゲロゲロ】釣った魚が吐いたものがとても興味深い件【要注意】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。


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みなさま、もう初釣りは行かれましたか? サウスウインドのお客さまのなかには元旦から昨日にかけて和田長浜に釣行した方が多くいらっしゃいました。ただいま和田長浜ではアマダイが好調で、カヤックでも40㎝アップのほか、なんと50㎝クラスもけっこう釣れているようです。釣り方などはナガシマまでお問い合わせください。かくいうワタシは、今年は珍しくまだ釣りに行っていません。なんか、年末年始は地震が多かったじゃないですか(言い訳)。釣りに行くのはフィッシングショー明けになりそうです……そろそろマダイ釣りたいなぁ。※写真はイメージです。


年末から食べて飲んで食べて飲んでの繰り返しでしたので、そろそろカロリー消費のために思い切り漕ぎたいですね。おじさんの食べすぎはイカンのです。しかし、水の中の魚たちは、いつ次の食事にありつけるかわからないので、食べられるときに食べられるだけ食べます。

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というわけで今日のブログでは、ナガシマがこれまでカヤックフィッシング中に撮影した「釣った魚が吐いたゲロコレクション」をご紹介したいと思います。魚が吐いたゲロの実物はめちゃくちゃクッセーものもあるのですが、個人的には、「この時期にこんなものを食べているのか……」ということがわかったりするのでものすごく興味深く思っています。カヤックフィッシングは、乗合船やプレジャーボートとくらべて水面およびキャッチした魚との距離が近いので、魚の嘔吐物を観察しやすいのです。みなさまのカヤックフィッシングにはあまり参考にならない内容かもしれませんが、ご高覧いただけますと幸いです。







●マダイ
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まずは、みなさん大好きな魚の王様、マダイ。王様ですがたまにゲロを吐きます。王様ゲームなのでありがたく観察させていただきます。マダイは、イワシなどの小魚はもちろん甲殻類や貝類など何でも食べる雑食性の魚として有名で、ときに海藻やヒトデ、ナマコ、イソギンチャクなども食べるそう。タイラバやジグなど、けっこういろいろなルアーにヒットすることからも、食性と興味でアタックしてくることがわかります。マダイは獲物を噛み砕いて飲み込むからか、消化が速いためか、判別不能なゲロが多いのですが、TGベイトで釣れたマダイは貝の破片を吐きましたし、タイラバで釣れた個体からは身元不明の魚の破片がでてきました。つまり、カヤックでのマダイ釣りは、時合のときに適切なポジショニングをしていて、ジグなりタイラバなりを適切にリトリーブしていることが基本的かつ大事なのことなのではないでしょうか。

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これは、マダイではなくレンコダイが吐いたウツボの幼魚らしきゲロ。レンコちゃんはかわいい顔してこんなものも丸飲みするんですね。そういえば、アマダイも容姿に似合わず性格は獰猛で、ハゼ類やトラギスなどが腹の中にいっぱい入っていることがあります。

●青物
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青物といえば小魚やイカをいっぱい食べるイメージがありますよね。でも、マダイよりもはるかに偏食傾向が高いので、トリヤマやボイルがあっても釣れないのは、目の前のエサに夢中でルアーが合っていないのかもしれません。カタクチイワシやサンマなど食べているときはジグだけでなくトップウォータープラグでもチャンスがあるのですが、写真のような極小のシラスを捕食しているときは、難易度が上がります。関東では春から初夏にかけてシラスパターンになることもあり、こんなときはクリア系のトップウォータープラグやシンキングペンシルを水面でゴニョゴニョさせ光の拡散と泡と水しぶきでシラスの群れを演出し、魚に深く考えさせないようによくわからないまま無理やりバイトさせてしまう作戦が有効です。まさにルアー釣りの真髄のひとつが、ここにあります。

●ホウボウ
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ホウボウも見た目よりかなり肉食系。あのヒレで羽ばたくようにしつこく魚の群れを追って移動することもあり、マダイの外道としてよく釣れます。つまり、ホウボウがいればマダイもいる可能性が高い……と個人的には考えています。ずばりいいます。ホウボウとマダイはセット販売されています。あと、青物とマダイもよく抱き合わせ販売しています。ホウボウは口の形状からもちろん底にいるエサを食べるのが得意。写真は、春先のホウボウが吐き出したミミイカと、ホウボウの幼魚?のような溶けかけの残骸ですが、ときにはジグやタイラバを追って底から10mくらい上でヒットすることもあります。

●根魚
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ゲロ番長といえば、やっぱり根魚ですよね。カサゴよりも粗相が多いのがハタ類です。待ち伏せ型の捕食をするハタは目の前のエサをなんでも丸飲みにするようで、実にいろいろなものを食べています。ただし、厳しい自然界ではきっと一週間何も食べられないこともあるでしょう。食べられるときに限界まで食べるフードファイターは、さっき飲んだエサがのどに詰まっていてもジグやタイラバにヒットすることがよくあります。これまでに吐いたものでは、セミエビ?みたいなエビや、タカアシガニ?みたいなカニに、T.D.バブルシュリンプ(旧タイプ)みたいなエビのほか、エソなどを確認しています。エソを食べていたのはオオモンハタですが、こいつはけっこう泳ぎ回って捕食することがあります。砂地に出張してエソを食べていたとしても、何ら不思議ではありません。

●ヒラメ
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ヒラメがシロギスを食べていた、という好例。ヒラメはやっぱりシロギスが好きなんだ!と妙に感動したのを覚えています。もちろんエビとかも食べるんでしょうけど、ユムシとかを吐き出したらなんか興ざめですからね。ヒラメはイワシとかシロギスをバリバリ食べてほしいものです。それがヒラメの生きる道ってものです。昔、うちで飼っていたネコは海苔とか納豆とかも食べていましたけど、そういうのはなんかちょっとアレですよね。ネコは魚を頭からバリバリ食べてほしいものです。ちなみにこれは、鉄板バイブで底付近を引いていたときにヒットしました。もののみごとにシロギスパターンですね。

●ブラックバス
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ブルーギルがたくさんいるダム湖でバスを釣ったとき、みごとに稚ギルを吐いたシーンもなんかうれしかったですね。ですが、バスが近くを泳いでいても小さいギルたちは平然としていることもあり、いつどんなタイミングで食われるのかは興味深いところ。おじさんには居心地のいい居酒屋でハイボールを飲みたい仕事終わりがあるように、「あの立ち木のある壁際に近寄った瞬間に襲ったろ」みたいに、バスにはバスなりの捕食モードがあるのでしょう。こんなとき小型クランクの速巻きとか効きそう……といいつつ、このバスを釣ったのはストレートワームのネコリグのフォールだったんですけどね。




以上、今後の釣りのお役に立つかどうかわからないカヤックフィッシングレポートでした。




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