【カップラ】冬のカヤック必需品は真空断熱ボトルだ【コーヒー】

毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。

先日、こちらのブログにて真冬のカヤックフィッシングの装備について簡単に解説いたしました。自分で書いていてなんなんですが（なんなんですか）、ブラックシープのフィンガーレスウールグローブが急激に欲しくなってしまったので買いました。こういうのって、カヤック用ドライスーツやブーツと同様に、本格的に寒くなると完売してしまい、一切、買えなくなることが多いんですね。なので、買えてよかった。いままで使っていたフォックスリバーやバブアーのウールグローブより薄手でフィット感がよく、ロッドも握りやすそう。なにより、機械編み仕様なら2,500円くらいで買えるお手ごろさが魅力です。バブアーのは毎年のように値上がりしていて、いまはブラックシープの倍以上します……。


というわけで、いま欲しいものはサーモスのいわゆる「山専ボトル」です。

休みの日は海抜0m地帯を中心に行動しておりますので、山なんか今後も一切、1㎜も登る予定はありません。とはいえ、ガチな山用ギアは便利なものが多く、登山用品のほかキャンプ用品にも優れたものがたくさんありますよね。過酷な環境で確実に機能してくれるように設計されているので、日常生活で使うには十分というかオーバースペックなことが多いのですが、この大げさな感じはアウトドア全般が大好きなみなさまなら無視できないはずです。

私はこれまで、サーモスの真空断熱ボトル「ケータイマグ」を使用していました。写真のモデルは廃番となり、シンプルになったケータイマグが新しく発売されていますが、これはこれで、カヤックの上で暖かいカップラーメン食べたり、コーヒーを飲んだりできるので非常に役に立っていました。当然、揺れるカヤックの上ではバーナーでお湯を沸かすことはできませんし、火が付いたバーナーが倒れたら危険すぎます。なので、このようなボトルが必要なワケです。ここで「そんなら、岸に上がってジェットボイルでお湯沸かして食えばいいじゃん」という見えない敵がどこからか現れますが、海の上で食うからいいんじゃん。

　　　　
過去の写真を見ても、冬のカヤックフィッシングではほぼ毎回カップラーメン。釣りに行っているのか、海の上にカップラーメンを食べに行っているのかわからなくなるレベル。いやしかし、本当に寒いときの時合待ちに温かい食べ物があると、それだけでうれしくなります。


ケータイマグでも、朝の4時ごろに熱湯を詰めたとして、4時間後くらいでも温かいカップラーメンを食べられます。それではなぜ「山専ボトル」が必要なのかというと、ケータイマグだと時間が経つと湯温がちとぬるくなってしまうのと、もし時合で魚が釣れていたりすると、さらに遅くカップラタイムになってしまう可能性があるから。となると、カップラーメンを「食べられる温度」ではあっても、「おいしい温度」にはならない……つまり、ケータイマグだとタイミングが難しいのです。山専なら、満タンにしておけば80度以上の温度を6時間もキープできるそう。なおかつ保冷もできるので、今年のような猛暑酷暑でもカヤックの上で冷たい飲み物を摂ることができます。

　
セブンの「いつもの珈琲」は、ケータイマグでも冷まさないと飲めないほどでしたが、山専ボトルならさらにアツアツで、900ml仕様ならカップラーメン＋コーヒー2杯は余裕でしょう。寒い海上でインスタントコーヒーを飲むのも、それはそれはおいしいもの。ちなみに、コーヒーを飲んだらお手洗いが近くなりそうですが、スレイヤープロペルシリーズなど安定性の高いカヤックで、前ファスナーのあるドライスーツを着ていたら、よほどの波でなければ艇上でも大丈夫です。

本当はケータイマグでもいいんでしょうけど、機能がオーバーかつ、あの武骨なダサさが逆に魅力的な山専ボトルがいいなぁ、というお話でした。


それでは、ナガシマでした☆☆☆彡