【5月】暑いのか寒いのかわからないときに着るウエアはこんな感じ【6月】
毎度ありがとうございます。サウスウインドのナガシマです。
昨日の日中は天気がよかったのに、午後からの突然の雷雨には驚かされましたね。横浜は馬車道のサウスウインド店舗前も、一時、大粒の雹が降ってきまして、舗道に当たってバチバチと大きな音を立てていました。晩春をすぎ、これから初夏にかけての時期は、晴れればかなり暑くなることもあれば、曇ったり雨が降ったりすると、寒く感じることもあります。パドリングウエアを選ぶには迷いが多くなる時期ですが、暑さ寒さのどちらにも対応できるような服装をご紹介したいと思います。
こちらが、昨日までのマネキン「サウスくん」。ジャケットのインナーにはスポーツ用もしくは登山用のアンダーウエアを着て、状況に応じてライトネオプレンシャツなどを重ね、下はパドリングの超定番であるブルーストーム/レイヴンパンツに、Uボート/ニュースタイルブーツで保温優先。真冬の装備とはいかないまでも、春先はまだまだ寒いことが多いため、このように防寒を意識したウエアリングが基本になります。ですが、ゴールデンウイークもすぎるとこのような服装では暑すぎることも多くなり、熱中症にも気をつける必要がでてきます。かといって真夏のようなウエアで出艇すると、早朝の海や曇りの日、雨が降りそうな天候では肌寒いこともあるので注意が必要です。では、暑いのか寒いのかよくわからない、予想しにくいときはどうすればいいのかというと、どちらにも対応できるような準備をしておけばいいんです。とはいえ、そんなに難しいことではありませんよ~。
というわけで、たとえば5~6月の関東地方のカヤックフィッシングでは、こんなイメージのウエアリングがおすすめです。いままでとあまり変化がない?と思われるかもしれませんが、実は細かいところがけっこう違います。ジャケットもパンツもブーツも、春先の装備よりも軽くしています。なおかつ、晴れて暑くなったときに脱ぎやすいようなウエアを選んでいます。
まず、アウターは定番のレイヴン/レインボージャケット。2.5レイヤーの軽くて動きやすい防水透湿生地のパドリングウエアで、胸元のファスナーを大きく開けて換気したり、暑くなって脱いだりするときも便利。かつ、身ごろがストンとしたデザインなので、急に雨が降ってきたときにもライジャケの上からかぶることもできます。また、裾が長めなので、漕いでるときに背中がでにくいのもいいところ(足漕ぎカヤックでもコレ大事)。こちらは在庫限りの税別特価13,800円となっております。カヤックだけでなく、もちろん街着としても使用できますし、キャンプやサイクリングなどアウトドアウエアとしても万能的にご着用いただけます。
ウエストと裾にドローコードを配した特長的な構造で、風などでめくれたりしても水しぶきが浸入しにくくなっています。シングルウエストで手首に止水のためのガスケットはありませんが、かえってこれからの時期には着やすくなっています。
フード付き。雨が降ってきたとき、あるとないとじゃだいぶ違うありがたい装備です。とくにこれから梅雨時はいつ雨が降るかわからないので、雨対策はしっかりしておきたいものです。
レインボージャケットは薄手のためコンパクトにたためます。付属のこのバッグに入れておけます。海の上では、このバッグが小物の収納に便利(完全防水ではないのでご注意ください)。
続いて、下はMTI/ウルトラスプラッシュパンツ。薄手ながら防水性が高く、突然の雨でも体温の低下を防いでくれます。ウエストと足首部分はベルクロでサイズ調整ができます。シングルウエストなので脱ぎ着がしやすい点は、レインボージャケットと同じ。こういった薄手のパドリングジャケットやパンツは汎用性が高いので、いまの時期だけでなく初秋にも出番が多くあります。こちらも在庫限りとなりますので、完売の際はご了承くださいませ。
ライフジャケットは、名門のストールクイスト/ピーシーズ。お手ごろ価格のユニバーサルなデザインでだれでも着やすいPFDになっています。ストールクイストのPFDは、胸元の「クロスチェストシンチハーネスシステム」の対角調整機能がついているものが多く、このピーシーズにも搭載されています。これによりフィット感が抜群に高まり、かといって動きにくいこともないのでおすすめです。
ポケットを全開にするとテーブルのようになるので、スナップなどの釣り用小物を交換するときにも便利です。
足元は、これまた最近の大ヒット商品、タイダルストリーム/ブーツ(ベルト・ファスナー付き)。足首を守りつつ、靴の中に砂が入りにくいブーツタイプがこれからの時期のおすすめ。暑いときは水に足を入れてクールダウンできますし、足首までカバーするので日焼けもしにくいのがメリット。真夏でも、ラッシュガードタイツとシューズの間の露出した肌だけ日焼けしたくない方にはブーツを強くおすすめします!
5~6月は紫外線が真夏並みとなるだけに、帽子は必需品! 春先はキャップで問題なくても、これからの時期は首筋も保護できるハットタイプの出番が多くなります。そのほか、手のひらの日焼けも気になる季節なので、とくに女性はサマーグローブもあるといいと思います。もちろん偏光グラスも持ってないと海上で眼をやられてしまいますよ。
で、寒いときはジャケットとパンツを着ていればいいとして、暑くなったらどうすればいいのかというと、脱いだときの用意もしておくのが理想的。その場合のインナーウエアは、やっぱり王道のファイントラック/フラッドラッシュですね。真夏はこれだとさすがに暑いですが、晴れた日の5~6月はこれ一枚でちょうどいいくらい。濡れても寒くなりにくく、汗をかいても冷えにくい、かつ紫外線対策としても優れた、カヤックアングラーにもツアラーにもおすすめの究極的パドリングウエアです。もちろん秋口にもお使いいただけますし、冬はインナーウエアとして流用できます。上下でそろえるとそこそこ高いですが、多くのお客さまが「もっと早く買っとけばよかった」とおっしゃるほど、その性能は高く認められています。
タイツ一枚で海辺を歩くとヘンな人に思われてしまいますので、必ずタイツの上に速乾性のショートパンツを履いておきましょう(笑)。こうしておけば、暑いのか寒いのかよくわからない状況でも、臨機応変に対応できるはずです。朝はジャケット+パンツを着用しておいて、暑くなったら脱いでインナー上下+ショートパンツ。雨が降ったりして寒くなったらまた着るなりすればOKです。ただし、安定感のないカヤックの上での脱ぎ着は転覆のおそれがあるので十分に注意しましょう! できたら、一度上陸して着替えるのが得策ですね。
それでは、ナガシマでした☆☆☆彡
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